パソコンを使って、鉄をどのくらいの大きさに切るか、すでに切った鉄のどれを使って鉄を加工するか計算をしていました。
また、来客されたお客様のお茶出しや、来客対応、電話の応対も行っていました。
少し離れた第2工場へ社用車を使って荷物を届けにも行っていました。事務所内の掃除もしていました。

何らかの資格を持ち、結婚してからも就職しやすいように準備がしたかったからです。もし何かあっても、勉強をして資格を持っていたら、何らかの職業につけるはずだと思っていたからです。

パソコンで鉄を加工する作業を計算する業務です。
切って余っている鉄と、新品の鉄で無駄がないようにする計算が難しかったですが、その分うまくいったときの達成感はありました。

職業訓練校に通い、栄養士免許を取得しました。主に職業訓練先の学校に届いた会社からの求人票を見て、転職活動を行いました。その他、ハローワークのパソコンの求人検索機能を使い、栄養士の求人を探していました。

食品会社に就職したのですが、商品開発の仕事がしたくて就職を決めました。
また、人間関係の風通しがよく、上司に自分の意見が言えるような雰囲気があったからです。会社の雰囲気が明るく、楽しく仕事ができるのではないかと思ったからです。

電話の応対、食品の在庫管理、事務所内やトイレ、工場内の掃除などを行いました。また、併設された工場で作る指示書を作りました。指示書というのは、何月何日までにどんな食材をどのくらいの量、何パック作るかというものを書いた紙です。この指示書を使って、工場の人は商品を作っていくので、会社の要となる大切なものでした。
また、工場の中に入って、商品の発送のための箱詰めを行いました。
おせちを作るために、ライン作業をしたこともあります。
出来上がった商品の検食もしていました。異物が入っていないか、指示書通りの商品ができているか、味はおかしくないか、指示書通りのパック数が作れているか、などをみていました。新しい商品を開発したり、既存の商品の改良をしたりもしました。

工場の人との連携がうまくとれていなかった点です。工場の人たちは忙しく、電話をとる余裕もなかったです。そのため、工場の中はピリついた空気が漂っていることもありました。
また、新人を育てる余裕もあまりないほど事務所も忙しかったです。
仕事の部署が分かれていたのですが、雇用関係などの電話をとるのも、総務部の人たちだけでなく、栄養部の人たちがとっていたので、仕事が思うように進まないこともありました。

新人として覚えることがたくさんあり、工場の人とも連携がうまくいかなかったです。そのためコミュニケーションもうまくとれておらず、ちぐはぐな答えを言ってしまったこともあります。工場内は混乱し、事務所の先輩にも上司にも、工場内の人にも助けてもらいながら、毎日なんとか仕事をこなしていきました。
その状態を改善しようと、土日の休日もパソコンでやることを整理し、まとめていました。やることリストを作って、抜け漏れのないように準備をしました。耳で聞いてわからないことは再度聞くようにしたり、図に書いてもらったりして理解するようにしていました。ようやく仕事に慣れてきたころ、体調を崩し自分に合った仕事に変えてもらうことになりました。

自分の作った指示書で出来上がった商品を検食したときです。「こんなにおいしい商品ができるんだ」と感動しました。この商品が利用者様に毎日食べていただけると思うと、うれしかったと同時に利用者様がうらやましいと思えるほどでした。
日々パソコンに向き合い、きちんと注文通りの数の商品ができているか分析し、時には工場にも入って商品完成の手伝いをし、日々の努力が報われたと思った瞬間でした。

成功したと思います。

同僚と協力しながら仕事ができるようになりましたし、色々な人と接点をもってやりがいをもちながら一生懸命仕事ができました。
希望していた商品開発には結婚のため退職し、正式には配属されませんでしたが、たくさんの商品の試食も経験させていただきました。商品の改良も新商品の開発にも携わらせていただき、様々な経験をさせていただきました。これらの経験は、これからのわたしの宝物になるはずです。
最後には皆さんに暖かく見送られ、同じ部署の方が送迎会まで開いてくださいました。人とのつながりも大切だと改めて思った職場でした。

たくさんの商品を食べられるので、舌が肥えて美味しい、美味しくない、の区別がつくようになります。入社当時はなんでも「おいしい」と食べていましたが、「この味、少しおかしいかも」と気づくようになってきたら楽しいです。
検食をするときも、シチューに入った玉ねぎなどとても見つけにくい食材もありますが、みつけたときは達成感があります。「この商品前の商品と味が変わったな、リニューアルしたのかも」と自分で気づけるようになったら、それもまた楽しかったです。

色々な人とコミュニケーションをとり、自分の考えを正しく伝えて誤解がないように仕事を進めることが大切だと学びました。みなさんそれぞれの役割があって仕事をしているので、協力し合いながら商品を作り、それによってひとつの会社が成り立っているのだということを改めて学びました。