リース契約している企業を一人30～40社ほど担当。
毎月都度請求書、もしくは複数リースしている企業に対して月次請求書を発行しておりました。
請求書には支払い期日なども記載されており、その期日から一ヶ月入金がなければ営業さんと相談してメールもしくは電話にて督促も行っていました。

5年ほど勤めておりましたが、正社員になれませんでした。
後から入社してくる新卒を優先的に社員にしているようで、既存の従業員に対しては正社員の話すらありません。
入社する際は、頑張って成績を上げ長期で働けば中途入社も正社員試験を受けることができると聞いていましたが、それは実現されませんでした。
だんだんと頑張る気力がなくなり、この会社にいても成長できないと考え、今の年齢が若い内に転職して新しいことにチャレンジしたいと思いま転職を決意しました。

個人で担当する企業もあれば、チーム数名で担当する企業もありました。
一人でもくもくと作業をする時とは違い、チームで話し合い、役割を決めて一つの業務を完了させるので、達成感がより強く感じられました。
嬉しさも辛さもチーム皆で分かち合えるので、いつも以上に仕事が楽しく感じました。

次の仕事は退職前に決めていました。
やはり、次の就職先がないと不安だったので、求人雑誌（Agre）と携帯（indeed）で転職先を探し、入社前試験や面接は、有給を上手く使って対応しました。

当時は総務の仕事内容にとても興味があり、福利厚生関係を扱う業務に携わりたいと思っていましたが、総務の仕事は未経験だったため、なかなか条件にあう会社が見つかりませんでした。
半分諦めかけていた時に、「未経験からでも可能」と募集要項に記載があったので、すぐに応募をしました。
応募後はすぐに面接ではなく、筆記試験と会社説明があり、入社前にきちんと業務内容や福利厚生などを確認することが出来たので、合格の連絡を頂いた時に即決で入社することを決めました。

チームごとに担当する企業が分かれており、毎月業務を交代制で行っていました。
担当している企業の従業員が、サイトから身上関係の申請や通勤費の申請などを行い、そのデータが正しく入力されているかなどの確認。
入力した内容は、従業員の給料や年末調整などに大きく関わってくるので、電話での問い合わせや不満を持つ従業員からのクレームも多く、一日20件以上の電話を対応していました。
確認が出来たデータはその都度本社の営業へ送り、そこで再度確認され問題がなければ企業様へ送られていました。

もっと多忙で残業が多くあるイメージでしたが、繁忙期以外は定時退社で、かなりのんびりとした雰囲気の職場でした。

従業員から電話でサイトへの入力方法や申請内容を教えてほしいと言われた時が一番難しさを感じました。
お互い電話で、見ている画面も分からない状態なので、一つ一つ質問をしながらゆっくり進めていましたが、もっと早く正確に教えてほしいと焦らされ、何回も質問をすると怒ってしまう従業員も多く、そこからクレームにも繋がってしまう時もありました。
申請内容にミスが発生しないために丁寧に教えていても、それが相手にとっては親切でもなんでもないと感じた時は辛く落ち込みました。
しかし、全ての従業員がそうではなく、「いつも丁寧にありがとう」と言われた瞬間は、これまでの嫌な記憶が一瞬にして消えていきました。
その後は説明にかかる時間や、今お時間はよろしいですか、などの一言を添えるようにして相手の立場になり、お互いが気持ちよく仕事ができるよう心掛けました。

一人一人の成長スピードに合わせて、担当業務が割り振られていたので、自身の成長速度が目に見えて分かりました。
先輩方が行っていた業務を任された時や、新人教育をお願いされた時はとても嬉しく、この仕事にやりがいを感じました。

成功でした。

従業員の給料や身上に関わる業務だったので、かなり責任感は強くなりました。
また、数年ぶりの転職だったので不安も大きかったですが、チームの方も優しく、上司も相談がしやすい方だったので安心して業務を行うことが出来ました。

責任感は強く感じる業種ですが、たくさんの人と関わることが出来き、自身のスキルアップにも繋がりやすいと思います。
たとえこの業種から離れたとしても、今後の人生でとても役に立つ知識だと思うので、恐れず飛び込んでみてください。

未経験だから無理だと諦めてはいけないと強く感じました。
本当にやりたい仕事なら絶対に就職してやる、という気持ちで進まないと、一度きりの人生に後悔が出来てしまいます。
無理だったとしても、それまでの努力は今後の就職活動に必ず役立つことを学びました。