-転職前の企業での業務内容を詳しく教えてください。

お客様が持ち込まれた「もう使わない物」を１点ずつ査定し、提案した金額にご納得いただけたら買取します。買い取った物を商品としてお店に並べられる様に掃除や加工をしたら、値段を付けて売り場へ陳列します。売り場ではお客様に楽しくお買い物をしていただけるように、季節やイベントに合わせて配置や飾りを変更したり、POPや掲示物を作ったりしていました。

-転職を考えたきっかけを教えてください。

子育てをしながらパートとして働いておりましたが、子供が大きくなりフルタイムで働けるようになったことで正社員の仕事をしたいと思うようになりました。元々接客業は好きで続けていたのですが、立ちっぱなしで重い物を持つことも多い為「歳を取った時」や「体を壊した時」に働けなくなるのではという不安がありました。30代の半ばになり「未経験の仕事」への転職がだんだん難しくなる中で「事務員の仕事であれば歳を取っても体を壊してもある程度なら働けるのでは」と思い転職することを決めました。

-この業務だけはもっと続けたかったという業務があれば教えてください。

２DCGソフトを使用した画像編集を得意としている為POPや掲示物の作成を任されることが多く、リサイクルショップの特性からも大変やりがいを感じておりました。画像編集を仕事にする程の自信はありませんが、今後は趣味の範囲で続けて誰かに喜んでもらえるものを作れたらと思います。また、１０代の頃からアパレルショップの販売員を経験しており、リサイクルショップの前職で古着屋のお仕事をしていた為アパレルブランドや靴、バッグ、腕時計などのブランド査定についてはそれなりの自信がありました。また何らかの形でアパレル販売や査定のお仕事に携わることができたらと思います。

-転職活動はどのように行いましたか？

退職の意思を店長にお伝えしてから実際に退職するまでの１ヵ月半の間に、転職サイト（バイトル・エン転職）を利用し3社の面接を受けさせていただきました。

-転職後の会社に入社を決めた理由を教えてください。

面接をしていただいた時に即決で内定を下さったことです。他に面接でお伺いした２社と比べて「企業として安定している」と思えたことも大きかったと思います。

-転職後の会社での業務内容を詳しく教えてください。

派遣先の企業への請求業務と入金の確認。派遣社員の給与計算。派遣社員の入退寮管理。ハローワーク求人票の作成と更新管理を担当させていただいておりました。

-入社前のイメージと違っていたところはどんなところですか？

「派遣社員の給与計算」という仕事内容のみを聞いていたので、経理、労務、総務、営業サポート、お茶出しからお昼の注文と、事務全体のお仕事の多さに驚きました。

-仕事の難しさ、辛さを感じた点はありますか？またそれはどのように克服しましたか？

５～６人の事務員で数百人分の派遣社員の給与計算をはじめ会社の事務作業全般を熟していたのですが、事務員の入れ替わりが激しい為一人退職が決まる度に仕事の引継ぎがとても大変でした。毎回細かくメモを取ったものを参考に自分専用のマニュアルをExcelにて作成し、前任者に相違や漏れがないかを確認してもらうことで不安を和らげていました。

-仕事の中でやりがいを感じた（ている）部分はどこですか？

派遣社員全員の給与明細の郵送が済み給与の振り込みまで完了した時、月末に月次の作業を全て問題無く終えた時にはやりがいを感じました。決算の月に自分が担当した分の書類にＯＫが出た時は「今年も無事にやり切った！」と大きな達成感を感じられました。また、ハローワークの求人票を管理する中で、自分が作った求人票を見て沢山の方が応募してくださることがとても励みになりました。面接の応募数を増やす為に、毎月求人票の内容につて改善案を考え社長にプレゼンをしていたのですが、この業務から自分自身学んだことが多く、成長できたのではないかと感じています。

-転職は成功でしたか？失敗でしたか？

成功だと思います。

-なぜそのように感じましたか？

これまで地元にある企業や工場について「何の企業なのか」「どんなお仕事をしているのか」「何を作っているのか」と、なんとなく過ごしている中ではなかなか知る機会がありませんでしたが、人材派遣関係のお仕事を通して地元の産業や多くの企業について学ぶきっかけを得ることが出来ました。また、事務員というキャリアができたこと、求人情報に関する知識や請求書の作成など多くの事務系スキルを身に付けることが出来たことも、これまで接客業ばかりだった私にとっては大きな収穫です。もしも今後事務のお仕事を探すことがあれば、自信を持って自分を売り込むことが出来ると思います。

-この仕事の個人的な楽しみ方を教えてください。

入社してすぐの頃は覚えることが多くて大変だと思っていましたが、少しずつだんだんと自分の出来る仕事が増えていくことが楽しいと思えるようになりました。「またアレ作っといて」とか「これいつもの処理でお願いね」と頼まれることに自分の成長を感じられました。また、月次の業務などを自分なりに効率よく作業できないかと、早見表を作ってみたりExcelの計算式を作り込んでみたりと追及してみるのも事務員ならではの仕事の楽しみ方だと思います。

-この転職からどのようなことを学びましたか？

正社員のお仕事の求職が十数年振りだった為、ビジネスメールや職務経歴書の書き方をはじめ、お礼のメールにWeb履歴書など、新しい物を含め改めて学ぶことがとても多い転職でした。そして、事務員としての業務を経験した今では、事務員のお仕事が初めてであれば、ファイリングやデータ入力などがメインの一般事務のお仕事の方が向いているのではと思いました。その為にも転職したい職業が決まった時点でしっかり予備情報まで集めることから始めれば良かったなと反省しています。