新卒1ヶ月でIT企業を退職…職歴はどうする？未経験から総務・事務職への転職を成功させるための完全ガイド
新卒1ヶ月でIT企業を退職…職歴はどうする？未経験から総務・事務職への転職を成功させるための完全ガイド
この記事は、新卒で入社したIT企業をわずか1ヶ月で退職し、今後のキャリアプランに悩んでいる21歳のあなたに向けて書かれています。IT業界での経験が浅く、専門学校での学習内容も理解できなかったという背景、そしてIBSガス型という体調の問題を抱えながら、総務や事務職への転職を目指すあなたの状況を深く理解し、具体的なアドバイスを提供します。職務経歴書の書き方、面接での対応、そして今後のキャリアプランの立て方まで、あなたの疑問に一つひとつ丁寧にお答えします。
21歳通信大学生の男です。
元々自分は理数系が中学高校の中間考査で一桁台の時があるほど苦手だったのですが、小さい頃からパソコンを扱うことは得意だったので高校在学時深く考えずにIT系の専門学校に進もうと考えていました。この時ITとはどんなものか正確に知りませんでしたが、特に何も考えずに当初の予定通りに2年制のIT系専門学校へ入学しました。
専門学校入学から卒業までの間、ITについての勉強を受けここでプログラム言語やアルゴリズムを学習しましたがほぼ理解できずに周りと離されていきました。基本情報技術者試験にも専門学校在学中に3回ほど受けましたが3回とも落ち、それほどITが理解できないのに「専門学校でIT系だから」と甘い理由でIT業界で就活をすることにしました。
（今考えればIT業界を舐めていたと思います）
就活は上手くいき、地元より少し離れた地域にあるITの中小企業から内定を頂きました。
しかし、内定後にIBSガス型を発症してしまい専門学校での人間関係にも悩むようになるようになり、又、卒業前にFP2級・簿記などを独学で一発取得できてしまい、自分はITより事務や総務などの仕事のほうが合ってるのではないかと思い始めましたが、結局、専門学校は卒業し内定を頂いていたIT企業に入社しました。ですが、嫌な予感がしたので保険の為に通信制の大学に専門卒で3年編入学をしました。
入社した会社は外部での他社との合同研修期間が3ヶ月ほどあり、毎日ITに関して実習やそれに関して発表などを行いましたが、周りのレベルが自分から見たら高すぎて自信がなくなり更に前述のIBSガス型により周りに嫌がられてしまい、精神的に参ってしまいました。
そこで人事の方に事情を話し入社から一か月で退職させてもらえることになりました。
退職後、IBSガス型の改善方法の模索を行いながら大学の勉強も履修し、自分が本当にやりたいことを見つけることにしました。1つ目のIBSガス型の改善模索では原因がストレスにあるのではないかと心療内科で精神薬を貰い数か月服用しましたが治らず、その後に特定の糖類やグルテンを抜かすFodmap食事法を試したところ改善に向かいました。
勉強では総務や労務系の資格である社労士を目指そうとその受験資格取得のために行政書士を取得することに決め、猛勉強の末一回目で合格することができました。
そして、そうした頃に再び二度目の新卒就活を迎えましたが、職歴として新卒を１か月で辞めたことを書くか書かないか迷っています。書いた場合、一か月で辞めた理由はIBSやITが極度に合っていなかったこと、自分の見通しが甘かったことを話しても大丈夫でしょうか？
（できるだけ採用理由はどんな感じのがいいのでしょうか）
それとも職歴を書かずにいたほうが良いでしょうか？その場合は前社で雇用保険に入っていたので、どこで入ったかと聞かれたらバイトで雇用保険に入ったと言おうと思います。
また、年金手帳にも特に記載はされていません。
（これらは職歴詐称にあたりますか？）
みなさんの意見をお聞かせください。
現在のキャリアプランとしては総務や事務を３年間続けてその間に社労士を取得し、その後社労士事務所や税理士事務所に転職できればと思います。
ID無しなのは申し訳ありません。できるだけ特定を防ぐためです。
1. 職務経歴書の書き方：正直に、そして前向きに
新卒で1ヶ月という短い期間での退職は、確かに職務経歴書に記載する際に悩むポイントです。しかし、隠したり嘘をついたりすることは、後々大きな問題を引き起こす可能性があります。ここでは、あなたの状況を正直に伝えつつ、採用担当者に好印象を与えるための具体的な方法を解説します。
1-1. 職務経歴書の記載方法
まず、職務経歴書には、新卒で入社したIT企業での職務経験を正直に記載しましょう。退職期間が短いからといって、隠す必要はありません。むしろ、なぜ短期間で退職することになったのか、その理由を明確に説明することが重要です。
- 企業名、部署名、在籍期間を正確に記載する: 〇〇株式会社 〇〇部 20XX年X月～20XX年X月
- 業務内容を簡潔に記載する: 例：「〇〇システムの開発プロジェクトに配属。プログラミング、テスト業務、資料作成などを担当」
- 退職理由を具体的に説明する: ここが最も重要なポイントです。
- IT業界とのミスマッチを伝える: 「入社後の研修を通して、自身の適性や興味がIT分野と合わないことに気づきました。」というように、IT業界への適性不足を伝えましょう。
- 体調面の問題に触れる: 「IBSガス型を発症し、業務に集中することが困難になったため」と、体調の問題があったことを正直に伝えます。ただし、病状の詳細を過度に説明する必要はありません。
- 今後のキャリアプランへの言及: 「自身の強みを生かせる事務・総務職へのキャリアチェンジを目指し、退職を決意しました。」と、前向きな姿勢を示すことが大切です。
1-2. 職務経歴書記載例
以下は、職務経歴書の記載例です。参考にしてください。
〇〇株式会社
〇〇部
20XX年X月～20XX年X月
- 〇〇システムの開発プロジェクトに配属。プログラミング、テスト業務、資料作成などを担当。
- 入社後の研修を通して、自身の適性や興味がIT分野と合わないことに気づきました。また、IBSガス型を発症し、業務に集中することが困難になったため、退職を決意しました。
- 現在は、これまでの経験を活かし、事務・総務職へのキャリアチェンジを目指し、資格取得に向けた勉強をしています。
2. 面接対策：誠実さと成長意欲をアピール
職務経歴書に退職理由を記載した場合、面接では必ずその点について質問されます。面接官の質問に、どのように答えるかによって、あなたの印象は大きく変わります。ここでは、面接で好印象を与えるための具体的な対策を解説します。
2-1. 面接での回答のポイント
- 正直かつ簡潔に説明する: 退職理由を隠すことなく、正直に説明しましょう。ただし、長々と説明する必要はありません。簡潔に、要点を絞って話すことが大切です。
- IT業界とのミスマッチを説明する: 「IT業界への理解が浅く、入社後の業務を通して、自身の適性や興味がIT分野と合わないことに気づきました。」というように、なぜIT業界が自分に合わなかったのかを具体的に説明しましょう。専門学校での学習経験や、研修での経験などを具体的に話すと、説得力が増します。
- 体調面の問題に触れる: IBSガス型を発症したことが、業務に支障をきたした理由であることを伝えます。ただし、病状の詳細を話す必要はありません。体調管理に努めていること、現在は症状が改善に向かっていることなどを伝え、前向きな姿勢を示すことが重要です。
- 総務・事務職への意欲をアピールする: なぜ総務・事務職に興味を持ったのか、これまでの経験や資格取得の取り組みなどを通して、あなたの熱意を伝えます。FP2級や簿記の資格取得、行政書士試験合格など、これまでの努力を具体的にアピールしましょう。
- 成長意欲を示す: 今後のキャリアプランや、どのように成長していきたいのかを具体的に語りましょう。社労士資格取得を目指していること、総務・事務職としてどのようなスキルを身につけたいのかなど、具体的な目標を伝えることで、あなたの成長意欲をアピールできます。
2-2. 面接での回答例
以下は、面接での回答例です。参考にしてください。
面接官: 「前職を1ヶ月で退職された理由を教えてください。」
あなた: 「はい。新卒で入社したIT企業では、研修を通して、自身の適性や興味がIT分野と合わないことに気づきました。専門学校での学習経験や、研修での業務を通して、IT業界の専門性の高さと、自身の知識不足を痛感しました。また、入社後にIBSガス型を発症し、業務に集中することが困難になったことも、退職を決意した理由の一つです。現在は、体調管理に努めながら、総務・事務職へのキャリアチェンジを目指し、資格取得に向けた勉強をしています。」
面接官: 「総務・事務職に興味を持ったきっかけは何ですか？」
あなた: 「学生時代から、数字を扱うことや、細かな作業が得意でした。FP2級や簿記の資格取得を通して、事務・総務系の仕事に興味を持つようになり、自分の強みを生かせるのではないかと考えました。現在は、社労士資格取得を目指して勉強しており、将来的には、専門知識を活かして、企業の総務・人事部門で貢献したいと考えています。」
3. 職務経験がない場合の対応：自己PRとポテンシャルを最大限に
新卒1ヶ月での退職は、職務経験として評価されにくい場合があります。しかし、これまでの経験や、今後の成長意欲をアピールすることで、十分に内定を獲得するチャンスはあります。ここでは、職務経験がない場合の自己PRのポイントと、ポテンシャルをアピールする方法を解説します。
3-1. 自己PRのポイント
- 自己分析を徹底する: 自分の強み、弱み、興味のあること、価値観などを深く理解しましょう。自己分析を通して、あなた自身の魅力を客観的に把握し、自己PRに活かします。
- 具体的なエピソードを盛り込む: 過去の経験から、あなたの強みを裏付ける具体的なエピソードを盛り込みましょう。例えば、学生時代のボランティア活動でのリーダーシップ、アルバイトでの顧客対応経験など、どのような経験でも構いません。
- 企業が求める人物像を理解する: 応募する企業の求める人物像を理解し、あなたの強みがどのように活かせるのかを具体的にアピールしましょう。企業のウェブサイトや求人情報をよく読み、企業が求めるスキルや経験を把握することが重要です。
- 熱意を伝える: 総務・事務職への強い意欲を伝えましょう。なぜこの仕事に就きたいのか、どのような貢献をしたいのか、あなたの熱意を伝えることが大切です。
3-2. ポテンシャルのアピール方法
- 資格取得や学習意欲をアピールする: FP2級、簿記、行政書士などの資格取得は、あなたの学習意欲と、総務・事務職への適性をアピールする上で非常に有効です。社労士資格取得を目指していることなど、今後のキャリアプランを具体的に伝えることも重要です。
- コミュニケーション能力をアピールする: 面接やグループワークを通して、あなたのコミュニケーション能力をアピールしましょう。相手の話をよく聞き、自分の考えを分かりやすく伝えることが大切です。
- 問題解決能力をアピールする: 過去の経験から、あなたがどのように問題解決に取り組んできたのかを具体的に説明しましょう。例えば、IBSガス型の改善のために行ったFodmap食事療法など、問題解決能力を示すエピソードは、あなたの強みをアピールする上で有効です。
- チームワークをアピールする: チームで協力して目標を達成した経験などを通して、あなたのチームワーク能力をアピールしましょう。
4. 履歴書の書き方：基本をマスターし、好印象を与える
履歴書は、あなたの第一印象を決める重要な書類です。誤字脱字や、不備がないように、丁寧に作成しましょう。ここでは、履歴書の基本的な書き方と、好印象を与えるためのポイントを解説します。
4-1. 基本情報
- 氏名: 正確に記入し、ふりがなを忘れずに。
- 年齢: 履歴書作成時点での年齢を記入。
- 性別: 選択肢から選択。
- 生年月日: 西暦または和暦で記入。
- 現住所: 正確に記入。都道府県から番地まで省略せずに記載。
- 電話番号: 連絡がつきやすい番号を記載。携帯電話番号が望ましい。
- メールアドレス: 普段から使用しているアドレスを正確に記載。
4-2. 学歴
- 学校名: 正式名称で記入。学部、学科まで正確に記載。
- 入学・卒業年月: 西暦または和暦で記入。
- 専門学校卒業の場合: 専門学校名、学科名を正確に記載し、卒業年を明記。
- 大学編入学の場合: 専門学校卒業後、大学に編入学した場合は、専門学校の卒業と大学の入学・在学を両方記載。
4-3. 職務経歴
- 会社名: 正式名称で記入。部署名まで記載。
- 入社・退社年月: 西暦または和暦で記入。
- 職務内容: 簡潔に、具体的な業務内容を記載。
- 退職理由: 簡潔に、退職理由を記載。
4-4. 免許・資格
- 取得年月: 西暦または和暦で記入。
- 資格名: 正式名称で記入。
- 取得見込みの資格: 取得に向けて勉強中の資格があれば記載。
4-5. 本人希望記入欄
- 希望職種: 応募する職種を具体的に記載。
- 希望勤務地: 希望する勤務地があれば記載。
- その他: 特に希望がない場合は、「貴社規定に従います」と記載。
4-6. 履歴書作成のポイント
- 誤字脱字に注意する: 履歴書は、あなたの丁寧さや正確さを判断する材料となります。誤字脱字がないか、何度も確認しましょう。
- 丁寧な字で書く: 手書きの場合は、丁寧に書くことを心がけましょう。パソコンで作成する場合は、フォントや文字の大きさを統一し、見やすいように工夫しましょう。
- 写真: 写真は、3ヶ月以内に撮影したものを貼りましょう。清潔感のある服装で、明るい表情で写るように心がけましょう。
- 空白を埋める: 空白が多いと、やる気がないように見えてしまう可能性があります。自己PR欄や、本人希望記入欄など、積極的に埋めるようにしましょう。
5. キャリアプラン：着実なステップアップを目指す
あなたは、総務・事務職でのキャリアを希望し、社労士資格取得を目指しているとのこと。この目標を達成するために、具体的なキャリアプランを立てることが重要です。ここでは、あなたのキャリアプランを成功させるための具体的なステップを解説します。
5-1. 3年間の目標設定
まずは、3年間の目標を具体的に設定しましょう。目標を明確にすることで、日々の業務へのモチベーションを高く保ち、着実にステップアップすることができます。
- 1年目:
- 総務・事務職として、基本的な業務を習得する。
- 社労士試験の受験資格を取得するための勉強を開始する。
- 社内の人間関係を構築し、積極的にコミュニケーションを図る。
- 2年目:
- 総務・事務職としての経験を積み、専門知識を深める。
- 社労士試験の受験対策を本格的に開始する。
- 社内の業務改善提案など、積極的に業務に取り組む。
- 3年目:
- 社労士試験に合格する。
- 社労士資格を活かして、業務の幅を広げる。
- 社労士事務所や税理士事務所への転職を検討する。
5-2. 社労士資格取得に向けた学習計画
社労士資格取得は、あなたのキャリアプランを成功させるための重要なステップです。計画的に学習を進め、合格を目指しましょう。
- 学習期間: 試験日から逆算して、学習期間を決定しましょう。
- 学習方法: 通信講座、予備校、独学など、自分に合った学習方法を選択しましょう。
- 学習時間: 1日に確保できる学習時間を決め、計画的に学習を進めましょう。
- 参考書・問題集: 信頼できる参考書や問題集を選び、繰り返し学習しましょう。
- 模擬試験: 定期的に模擬試験を受け、自分の実力を確認しましょう。
5-3. 転職活動の準備
社労士資格取得後、社労士事務所や税理士事務所への転職を検討する場合、早めに準備を始めることが重要です。
- 情報収集: 転職サイトや転職エージェントを利用して、求人情報を収集しましょう。
- 自己分析: 自分の強みや、やりたいことを明確にしましょう。
- 企業研究: 興味のある企業の情報を収集し、企業研究を行いましょう。
- 書類作成: 職務経歴書や、履歴書を丁寧に作成しましょう。
- 面接対策: 面接対策を行い、自信を持って面接に臨みましょう。
あなたのキャリアプランは、着実にステップアップすることで実現可能です。諦めずに、目標に向かって努力を続けてください。
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6. まとめ：あなたの未来を切り開くために
新卒1ヶ月での退職という経験は、確かに大きな悩みかもしれません。しかし、あなたのこれまでの経験、資格取得への努力、そして今後のキャリアプランを考えると、あなたの未来は明るいものになるはずです。今回の記事で解説した内容を参考に、自信を持って転職活動に臨んでください。そして、あなたの夢を叶えるために、一歩ずつ前進していきましょう。
この記事のポイント
- 職務経歴書には、正直に退職理由を記載し、前向きな姿勢をアピールする。
- 面接では、誠実さと成長意欲を伝え、自己PRをしっかりと行う。
- 自己分析を徹底し、あなたの強みを最大限に活かす。
- 履歴書は丁寧に作成し、好印象を与える。
- 具体的なキャリアプランを立て、着実にステップアップを目指す。
あなたのこれからの活躍を心から応援しています。
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