総合職から事務職への異動、給与減額…不当解雇に備えるための徹底対策
総合職から事務職への異動、給与減額…不当解雇に備えるための徹底対策
この記事では、入社2ヶ月で直面した職種変更と給与減額、そして不当解雇の可能性という、非常に厳しい状況に置かれた方へ向けて、具体的な対策と法的観点からのアドバイスを提供します。あなたのキャリアを守り、正当な権利を主張するための道筋を、事例を交えながら分かりやすく解説します。
入社2ヶ月ほど経つ会社でトラブルなので質問します。
そこの企業が事務職で募集していた会社に応募しました。
ですが、面接までのメールのやり取りで一切そういうことは言われなかったのですが、面談の場で『事務職で募集は出してますが、総合職で採用を検討したい』と言われました。
当方としては営業職の経験は殆どなく、あるのは資格のみでしたので、『経験はないですが、チャレンジしてみたいと思います。』と言った内容で回答し面接を終えました。面談の流れでも『事務職を強く希望します』と言うと恐らく不採用だと思ったので、そもそも総合職で募集していれば応募自体してなかったと思いますが、流れ的にもそう回答したほうが内定が貰える可能性が高いと思った結果で、実際に内定を貰いました。
ここからが本題で、入社一ヶ月ぐらいから上司に『電話の声に元気がない』と本社の人間も何人か言っているといい始め、挙句、総合職で採用したが、適正がないと判断したので事務職での採用に切り替えたいと言い始めました。
当方も、経験がないので業種は違いますが経験がある事務職で経験を積んで、将来的に機会があれば改めて総合職でやっていきたいと思います。と伝えました。そうすると給与の変更があると言われ、総合職の場合は営業手当が5万付きますが、残業手当が一切出ない形態で、（残業時間○○時間含む）といった文言もありませんｗ ただ、こちらの会社では残業はあまりない会社っぽく、面談でもそう言われたのでそこでは納得しましたが、実際にはありえないことだと思ってます。これだと仮に何十時間残業や休日出勤しても手当がないので、ブラック気質だと思ってます。
また、事務職では募集には20数万～プラス残業手当と記載があるにもかかわらず、試用期間中の技量を見ても未経験扱いになるから、募集で出していた金額よりも更に低くなると言われたので正直納得がいきません。そもそも面談でも経験は殆どなく、経歴書にも実際にそう書いています。そう伝えると『君の人生経験そのものをキャリアと考えて経験者扱いとした』との回答。その上司はその業界を20年近くやっている方で、それじゃあ『自分より人生経験が豊富なので、別の未経験の業種で1ヵ月半ぐらいでこれ位仕事が出来るようになるものなんですか?』と聞き返しましたが、出来るとは回答していだだけませんした。話を変えられてしまい、結局のところは自分から退職と言った言葉を言わせたいだけだと思ってます。
そもそも試用期間中に技量を査定して給料を増減する時点で不当ですし、そういうことも一切記載がありませんでした。そもそもそういう記載がある企業には絶対に応募しませんし、募集でも未経験は○○円と記載すると応募者が募れないから経験者の給与のみ記載して募集を出していたと思いますが、正直いって詐欺以外の何物でもないと思ってます。
当方としては、会社側の給与変更に関して一切合意せず、その上で会社が試用期間後の本採用を拒否しても合理的な理由がないと突っぱねるつもりでいます。 解雇と言っても不当解雇と訴えるつもりでいますし、最悪、解雇通告を行わせて一か月分の手当を支給させて解雇といった形を取らせようと思いますがご意見願います。
この件に関して、数回上司と面談を設けられてひたすら『能力が～』と言った内容で、給与を変更することを正当化するようなパワハラ染みた面談を３～4回行いました。もちろん録音済みです。勤務態度は問題ないと言った発言も録音して上司自身に証明はしてもらってるので、能力的なことや仕事の覚えが遅いといっただけの理由で減給や解雇は不可能だと思ってますが、この対応で問題ないでしょうか。
1. 現状の整理と問題点の明確化
まず、現状を整理し、問題点を明確にしましょう。今回のケースでは、以下の点が問題として挙げられます。
- 職種変更の強要: 事務職での応募だったにも関わらず、総合職としての採用を打診され、その後、再び事務職への変更を迫られている。
- 給与減額: 職種変更に伴い、給与が減額される可能性がある。特に、残業代を含まない給与体系は、労働基準法に抵触する可能性がある。
- 不当解雇の可能性: 能力不足を理由とした解雇が示唆されているが、客観的な根拠に乏しく、不当解雇となる可能性がある。
- 情報開示の不備: 採用時の労働条件（給与、残業代など）が曖昧であり、企業側の説明責任が果たされていない。
- パワハラ: 上司による面談での圧迫的な言動は、パワハラに該当する可能性がある。
これらの問題を一つずつ丁寧に分析し、法的観点からどのように対応していくかを検討することが重要です。
2. 証拠の確保と記録の重要性
今回のケースでは、すでに録音を行っているとのことですので、これは非常に有効な手段です。しかし、それ以外にも、証拠となりうるものを積極的に確保していく必要があります。
- メールやチャットの記録: 会社とのやり取り（採用面接時のメール、給与に関する交渉、職務内容の変更に関する指示など）は、全て保存しておきましょう。
- 就業規則の確認: 会社の就業規則を確認し、職務内容の変更や給与に関する規定、解雇に関する規定などを把握しておきましょう。
- 給与明細の保管: 給与明細は、給与の減額や未払い残業代などを証明するための重要な証拠となります。
- タイムカードや業務日報: 労働時間を証明するために、タイムカードや業務日報を保管しておきましょう。
- 面談記録: 面談の内容をメモに残しておきましょう。録音と合わせて、客観的な記録として有効です。
これらの証拠は、今後の交渉や法的手段を講じる際に、あなたの権利を主張するための強力な武器となります。
3. 専門家への相談と法的アドバイスの重要性
今回のケースは、法的知識が必要となる複雑な問題を含んでいます。そのため、専門家である弁護士や労働問題に詳しい専門家への相談は不可欠です。
- 弁護士への相談: 不当解雇や給与未払いなど、法的問題が発生している場合は、弁護士に相談し、法的アドバイスを受けることが重要です。弁護士は、あなたの状況を詳細に分析し、最適な解決策を提案してくれます。
- 労働基準監督署への相談: 労働基準監督署は、労働基準法違反に関する相談を受け付けています。給与未払い、不当な労働条件など、労働基準法に違反する行為があった場合は、労働基準監督署に相談することもできます。
- 労働組合への相談: 会社に労働組合がある場合は、労働組合に相談することも有効です。労働組合は、労働者の権利を守るために、会社との交渉を行ったり、法的支援を提供したりすることがあります。
専門家への相談を通じて、あなたの権利を守り、適切な対応策を講じることが重要です。
4. 会社との交渉と対応策
会社との交渉は、あなたの権利を守るための重要なステップです。以下の点に注意して、交渉を進めましょう。
- 冷静な対応: 感情的にならず、冷静に事実を伝え、あなたの主張を明確に伝えましょう。
- 記録に基づいた説明: 証拠に基づき、客観的な事実を説明し、あなたの権利を主張しましょう。
- 弁護士との連携: 弁護士に相談し、交渉の進め方や法的アドバイスを受けながら、交渉を進めましょう。
- 交渉の記録: 交渉の内容は、記録しておきましょう。メール、書面、録音など、証拠となるものを残しておくことが重要です。
- 給与減額への対応: 給与減額に合意しない場合は、その旨を明確に伝え、減額の理由を具体的に説明するよう求めましょう。
- 不当解雇への対応: 解雇を言い渡された場合は、解雇理由を明確にするよう求め、不当解雇である場合は、その旨を主張しましょう。
交渉がうまくいかない場合は、法的手段を検討することも視野に入れましょう。
5. 法的手段の選択肢
会社との交渉がうまくいかない場合、法的手段を検討する必要があります。以下の選択肢があります。
- 労働審判: 労働審判は、裁判よりも迅速に解決できる制度です。労働審判員が、あなたの主張と会社の主張を聞き、解決案を提示します。
- 訴訟: 訴訟は、裁判所が判決を下す制度です。あなたの権利が侵害された場合、損害賠償などを請求することができます。
- 未払い残業代請求: 残業代が未払いの場合、未払い残業代を請求することができます。
- 不当解雇無効確認請求: 不当解雇された場合、解雇の無効を訴えることができます。
これらの法的手段を選択する際には、弁護士と相談し、あなたの状況に最適な方法を選択することが重要です。
6. 今後のキャリアプランと転職活動
今回の経験を活かし、今後のキャリアプランを検討しましょう。以下のような点に注意して、キャリアアップを目指しましょう。
- 自己分析: 自分の強みや弱みを分析し、どのようなキャリアを築きたいのかを明確にしましょう。
- スキルアップ: 必要なスキルを習得するために、研修や資格取得などを検討しましょう。
- 情報収集: 業界や企業の情報を収集し、あなたのキャリアプランに合った企業を探しましょう。
- 転職活動: 転職活動を通じて、あなたのキャリアアップを実現しましょう。
転職活動を始める際には、以下の点に注意しましょう。
- 自己PR: 自分の強みや経験をアピールできるように、自己PRを準備しましょう。
- 企業研究: 企業の情報を収集し、企業が求める人材像を理解しましょう。
- 面接対策: 面接対策を行い、自信を持って面接に臨みましょう。
今回の経験は、あなたにとって大きな試練かもしれませんが、それを乗り越えることで、より成長し、キャリアアップを実現することができます。
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7. メンタルヘルスケアの重要性
今回の状況は、精神的な負担が大きいものです。メンタルヘルスケアも忘れずに行いましょう。
- ストレス解消: 趣味や運動など、自分なりのストレス解消法を見つけましょう。
- 休息: 十分な休息を取り、心身ともにリフレッシュしましょう。
- 相談: 友人や家族、専門家などに相談し、悩みを打ち明けましょう。
- 専門家のサポート: 必要に応じて、カウンセリングや精神科医のサポートを受けましょう。
心身の健康を保ちながら、問題解決に取り組むことが重要です。
8. まとめ：あなたの権利を守り、未来を切り開くために
今回のケースは、非常に厳しい状況ですが、適切な対応を取ることで、あなたの権利を守り、未来を切り開くことができます。まずは、現状を正確に把握し、証拠を確保しましょう。そして、専門家への相談を通じて、法的アドバイスを受け、会社との交渉を進めましょう。万が一、不当な扱いを受けた場合は、法的手段も検討しましょう。そして、メンタルヘルスケアを忘れずに、心身の健康を保ちながら、キャリアアップを目指しましょう。
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