異動先の人間関係に悩み、経理スキルへの不安も…打開策はある？
異動先の人間関係に悩み、経理スキルへの不安も…打開策はある？
この記事では、経理職への異動を機に、人間関係や自身のスキルに不安を感じている30代女性の悩みに焦点を当て、その解決策を探ります。上司とのコミュニケーションの壁、周囲との情報格差、そして自身の経理スキルへの自信のなさ…これらの課題を乗り越え、新しい環境で活躍するための具体的なアドバイスを提供します。
異動先で疎外感を感じています。
都内で経理職をしている30代女性です。以前は、大阪で一般事務や営業事務の部門に8年在籍しておりました。今後は経理として経験を積みたかったため、退職を検討していたところ、運よく社内公募で経理の募集がかかり、経験値が少なくても問題ないとの触れ込みだったため、だめもとで応募したところ受かったため、昨年東京へ転勤してきました。
経理自体の業務については、今まで経験したことがないような業務が経験できていることについては、異動できてよかったと思っていますが、所属した経理部門の人間関係に悩んでいます。
特に部署の直属の上司にあたる女性の方（同年代）とのやり取りに苦手意識を持っています。
悪い人ではないのですが、他部署やグループ会社の人の悪口を自席で頻繁に言われています。
当人に言えばいいだけだと思うのですが、「私には関係ないから言わなくてもいいんだよ」とおっしゃり、その場にいない方の文句や悪口を言われているので、私のこともどこか陰で言われているのでないか。。と思って憂鬱になります。
また「やりたい業務があったら積極的にやりたいという意思を見せて欲しい」というようなことをMTGで言われました。（全体に言われたので、私だけではないと思います）
やりたい業務については、右も左も分からないので、経験できるものは全部経験したいと上司にもお伝えしているのですが、経理部門でどのような業務があるのか経理として経験が豊富なら一覧などなくても分かるのが当たり前なのかと思い、同じ部署の人たちにも聞いたところ他の人が何を担当しているのか、はっきり把握できていないとおっしゃっており、うちの会社の経理は、現状このような感じなのかと思っておりました。
ただ、先日上司から担当業務を各自に割り振る際に上司が個別に利用している業務一覧リストはあると言われ、「それがないと部長へ業務割り振りをする説明ができないからありますよ」と言われ、今までそのリストをなぜ部署全体で共有していないのだろうと疑問に感じました。
上司からは業務の全体像もマニュアルを整理するときに皆で作成して欲しいといわれ、上司で作成された一覧リストはもらえないのですが、業務の全体像が分かるリストがあるのであれば出し惜しみせず、一旦そのリストをもらってそのリストを参考に整理していって、整理する段階で全体像が分かるリストもブラッシュアップや改善をすればよいと考えているのですが、その考えは変なのでしょうか？
他にも積極性を見せて欲しい、自分で考えて欲しいと言われているので、私で閲覧できる社内の資料や会社のHPや社内他部署でお話できる人などできるところから情報を拾うようにしているのですが、まだ上司にしか下りてきていない段階の情報の場合、他部署の人とお話をしていても分からないことも多く、上司から会社の情報が社員に落として問題なくなった段階で、部署メンバーにも共有していただいたらいいのにと思うのですが、上司から落とされることはほとんどなく会社のHP等から自分で拾ってこいといわれてしまいます。
共有して良い情報なら共有していただければ、自分で入手した情報にプラスして他の部署の人が言っていた情報はこういうことかと理解ができたり、内容の理解が深まったりすると思うので、共有も悪いものではないと思っているのですが、上司の考えは違うようで悩んでいます。
さらに、私が処理した内容が一部違い修正を求められたのですが、「間違っているわけではないが、経理センスが問われる箇所になるからこの書類の気になるところを挙げなさい」といわれたのですが、なかなか指摘が出来ず、時間がかかっていると「処理が間違っているわけじゃないから、分からないならいいです」と言われてしまいました。
さらにお伺いしたのですが【処理間違いではないから、分からなかったら別にいいんですよ」と 言われ回答もしていただけませんでした。
自分に経理センスがないとぶった切られたようで、かなりショックでした。
経理経験が無くてもよいという触れ込みで異動はしたのですが、同じことを聞かないように手順書を自分で作成したり家で勉強して、知識を増やしたり、今の私にできることはやっているつもりです。
実際に異動してみて業務経験や知識のある人には社内の勉強会等の案内や詳しく内容を教えたりされているのを見るのに、私には、そのようなこともありません。
希望して異動したため、つらい状況を言うと、希望して異動したのにと思われてしまったら業務を任せてもらえなくなるのではと思い言えません。
東京には親族や知り合い、友達もおらず社外の人に悩みを聞いてもらおうにもそのような人もおらず限界に近くなってきてしまいました。
自分のできるところからコツコツやって自分が成長して耐えるしかないと思っているのですが、私の考えは間違っているのでしょうか。。
ご相談ありがとうございます。新しい環境での人間関係、業務への不安、そして自身のスキルへの疑問…様々な悩みを抱え、大変な状況ですね。希望して異動したからこそ、弱音を吐きづらいというお気持ちもよく分かります。しかし、一人で抱え込まず、具体的な対策を講じることで、必ず状況は改善します。一緒に、一つずつ解決策を探っていきましょう。
1. 現状の課題を整理する
まず、現状の課題を整理し、具体的に何が問題なのかを把握しましょう。今回の相談内容から、主に以下の3つの課題が考えられます。
- 人間関係の悩み: 上司とのコミュニケーションの難しさ、部署内の情報共有の不足、そして孤立感。
- 業務への不安: 経理業務の全体像の把握の難しさ、自身のスキルへの自信のなさ、そして上司からの評価への不安。
- 情報不足: 業務に必要な情報へのアクセス制限、他部署との連携の難しさ。
これらの課題を明確にすることで、具体的な対策を立てやすくなります。
2. 人間関係の課題への対策
人間関係の課題は、仕事のパフォーマンスにも大きく影響します。ここでは、上司との関係、そして部署内でのコミュニケーションを円滑にするための具体的な対策を提案します。
2-1. 上司とのコミュニケーション
上司とのコミュニケーションで最も悩ましいのは、悪口や陰口です。これは、相談者様の精神的な負担を増大させるだけでなく、上司との信頼関係を築く妨げにもなります。以下の点を意識して、関係改善を目指しましょう。
- 距離を置く: 悪口が始まったら、相槌を打つ程度にとどめ、深入りしないようにしましょう。必要以上に共感したり、話を広げたりしないことが重要です。
- 業務上のコミュニケーションを重視する: 業務に関する質問や報告は積極的に行い、上司との接点を持ちましょう。ただし、個人的な話題には深入りしすぎないように注意が必要です。
- 困ったときは相談する: 悪口や陰口が原因で精神的な負担が大きい場合は、人事部や信頼できる同僚に相談することも検討しましょう。一人で抱え込まず、誰かに話を聞いてもらうだけでも気持ちが楽になることがあります。
2-2. 部署内での情報共有
情報共有の不足は、業務の効率を低下させるだけでなく、孤立感を深める原因にもなります。以下の方法で、積極的に情報収集を行い、周囲との連携を深めましょう。
- 情報収集の努力を示す: 上司に「業務の全体像を把握したい」「他の人がどのような業務を担当しているのか知りたい」という意欲を伝えましょう。その上で、自分で調べたことや、分からなかったことを具体的に質問することで、積極的な姿勢をアピールできます。
- 同僚とのコミュニケーション: 積極的に同僚に話しかけ、業務内容や困っていることを共有しましょう。ランチや休憩時間に雑談をすることで、親睦を深めることもできます。
- 情報共有の提案: 上司に、業務マニュアルや業務一覧の共有を提案してみましょう。その際、「業務効率を向上させるため」「チーム全体のスキルアップのため」といった、組織全体の利益を強調することで、受け入れられやすくなります。
3. 業務への不安を解消する
経理業務への不安は、経験不足や知識不足からくることが多いです。しかし、適切な学習と経験を積むことで、必ず克服できます。具体的な対策を見ていきましょう。
3-1. スキルアップのための学習
経理スキルを向上させるためには、継続的な学習が不可欠です。以下の方法で、効率的に知識を習得しましょう。
- 自己学習: 経理に関する書籍やWebサイト、eラーニングなどを活用して、基礎知識を学びましょう。
- 資格取得: 簿記や税理士などの資格取得を目指すことで、専門知識を体系的に学ぶことができます。
- 社内研修の活用: 積極的に社内研修に参加し、経理業務に関する知識やスキルを習得しましょう。もし、社内研修がない場合は、上司に研修の機会を設けてもらうよう相談してみるのも良いでしょう。
3-2. 業務経験を積む
知識だけでなく、実践的な経験を積むことも重要です。以下の方法で、業務経験を積み、スキルアップを目指しましょう。
- 積極的に業務に取り組む: 与えられた業務に積極的に取り組み、分からないことは上司や同僚に質問し、理解を深めましょう。
- OJTの活用: 上司や先輩社員からのOJT（On-the-Job Training）を通じて、実践的なスキルを習得しましょう。
- 業務改善の提案: 業務の効率化や改善につながる提案をすることで、主体的に業務に取り組む姿勢をアピールできます。
3-3. 上司からの評価への不安
上司からの評価への不安は、多くの人が抱える悩みです。しかし、日々の業務への取り組み方や、上司とのコミュニケーションによって、改善することができます。
- 積極的に質問する: 分からないことは、積極的に質問し、理解を深めることで、上司に「真面目に業務に取り組んでいる」という印象を与えることができます。
- 報告・連絡・相談を徹底する: 業務の進捗状況や、困っていることを、こまめに上司に報告・連絡・相談することで、上司との信頼関係を築くことができます。
- フィードバックを求める: 自分の仕事に対するフィードバックを上司に求め、改善点を見つけ、スキルアップにつなげましょう。
4. 情報不足を解消する
情報不足は、業務の効率を低下させるだけでなく、孤立感を深める原因にもなります。積極的に情報収集を行い、周囲との連携を深めることで、この問題を解決しましょう。
- 社内資料の活用: 会社のHPや社内ポータルサイト、過去の資料などを積極的に活用し、必要な情報を収集しましょう。
- 他部署との連携: 他部署の人に話を聞き、情報交換をすることで、業務に関する理解を深めることができます。
- 上司との情報共有: 上司から共有される情報だけでなく、自分で収集した情報も共有し、情報共有の重要性をアピールしましょう。
5. 具体的な行動計画を立てる
上記で提案した対策を、具体的な行動計画に落とし込みましょう。以下は、行動計画の例です。
| 課題 | 具体的な行動 | 目標 | 実施期間 |
|---|---|---|---|
| 上司とのコミュニケーション | 悪口に深入りしない。業務上のコミュニケーションを積極的に行う。 | 上司との良好な関係を築く。 | 毎週 |
| 部署内での情報共有 | 上司に業務マニュアルの共有を提案。同僚に積極的に話しかける。 | 部署内の情報共有を促進する。 | 今月から |
| スキルアップのための学習 | 経理に関する書籍を週に1冊読む。簿記3級の資格取得を目指す。 | 経理スキルを向上させる。 | 継続的に |
| 業務経験を積む | 与えられた業務に積極的に取り組み、分からないことは質問する。 | 業務経験を積み、スキルアップを目指す。 | 毎日 |
| 情報不足の解消 | 社内資料を積極的に活用し、他部署の人に話を聞く。 | 必要な情報を収集し、業務理解を深める。 | 毎週 |
この行動計画を参考に、ご自身の状況に合わせて、具体的な行動をリストアップし、実行していきましょう。計画を立てるだけでなく、定期的に見直し、必要に応じて修正することも重要です。
6. 専門家への相談も検討する
一人で悩みを抱え込まず、専門家への相談も検討しましょう。キャリアコンサルタントや、人事部、産業カウンセラーなどに相談することで、客観的なアドバイスや、具体的な解決策を得ることができます。また、第三者に話を聞いてもらうだけでも、気持ちが楽になることがあります。
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7. ポジティブな思考を心がける
困難な状況に直面したときこそ、ポジティブな思考を心がけましょう。困難を乗り越えることで、自己成長につながります。以下の点を意識して、前向きな気持ちで業務に取り組みましょう。
- 感謝の気持ちを持つ: 異動の機会を与えてくれた会社や、業務を教えてくれる上司や同僚に感謝の気持ちを持ちましょう。
- 小さな成功を積み重ねる: どんな小さなことでも、達成できたことを喜び、自己肯定感を高めましょう。
- 目標を持つ: 将来のキャリアプランを明確にし、目標に向かって努力することで、モチベーションを維持しましょう。
8. まとめ
異動先の人間関係、業務への不安、そして自身のスキルへの自信のなさ…これらの課題を乗り越えるためには、現状の課題を整理し、具体的な対策を講じることが重要です。上司とのコミュニケーション、部署内での情報共有、スキルアップのための学習、そしてポジティブな思考を心がけることで、必ず状況は改善します。焦らず、一歩ずつ、着実に前進していきましょう。そして、もし一人で抱えきれない場合は、専門家への相談も検討してください。あなたのキャリアがより良いものになるよう、心から応援しています。
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