経理・労務事務への転職、未経験からの挑戦…「出戻り」「異業種」経験を活かすには？
経理・労務事務への転職、未経験からの挑戦…「出戻り」「異業種」経験を活かすには？
転職活動中ですが、過去の職務経歴や転職理由を面接でうまく説明できず、困っています。経理、医療事務と経験してきたものの、それぞれの退職理由や、なぜ経理から医療事務へ、そしてなぜまた経理や労務事務に戻りたいのかを説明する際に、面接官に納得してもらえません。短期間での転職や、未経験職種への挑戦、前職への出戻り転職で成功された方の事例や、面接での効果的な説明方法についてアドバイスをください。
転職活動中です。1社目は経理、2社目の今は医療事務をやっています。
1社目（経理）転職理由としては
- 給与が低い
- 求人票と全く違う勤務地、職種（応募時は営業事務）をやらされて最初から不信感があり、モチベーションが保てない
- 3年勤務していたのですが基本暇。簡単な、雑務のような仕事しかやらせてもらえない。もっといろんなことやりたいと上司に相談しても流される。
- 部署内での課長と係長の仲が悪く、「俺から仕事取ってやめさせようとしてるんだろ！」と言い争いしてるのを聞いて、「係長クラスが仕事ない、取られたとか言うならそりゃ一番下っ端の私に一生仕事回って来んわな…」と全て諦め、これをトドメに退職を決意
2社目は経理に嫌な思い出ができてしまって全く違うことがやりたい！と思い異業種を選択。長く働けそう、定期的に病院に通っているため医療事務という職種が身近にあったという理由で医療事務へ転職
ここで今2年目に入ったところなのですが、もう辞めたいです…。
理由としては
- 応募時に日祝は休みだと聞いていたのにいざ働いてみると普通に日曜祝日出勤させられる（そして10連勤もざらにある）ことから休みを増やしたいという思い
- 賞与が欲しい（年収も上げたい）
- 経営不振で長く働けるか最近不安。病棟閉鎖したり院内の施設複数閉じたり、順調に畳む準備始めてない？と感じます
- 入ってきた後輩が内容は伏せますが人格的に問題児。患者に強く当たったりします。後輩が問題なのは周りや上司も知っているのですが、注意しないし関わりたくないという感じで放置→このままこの人からストレスを浴びせられ続けるのか…という精神的負担
転職せんでも部署移動とかさせてもらえば休日出勤の面や後輩からのダメージはマシになるかな〜と思い上司にも相談しましたが考えてないと言われ終わり。
ちなみにこの後輩の件からストレスで蕁麻疹や急に涙が出てきたりしたので一刻も早くここから逃げたいと思い、転職活動開始
希望は事務職で経験ある経理か、未経験OKのがあれば労務事務（現職で社会保険情報や労災を扱っていて興味を持ったため）
医療事務という仕事は大好きなので続けたい気持ちもあるのですが、やっぱり年間休日と給与が低いのでどうせ転職するなら上げたいという思いで経理労務事務で探してます。
自分なりに面接対策を行い、2社ほど面接を受けたのですが、やはり1社目をなぜ辞めた、なぜ経理から医療事務を始めたのか、なんで医療事務辞めるのかというこの3つにうまく納得してもらえません。
経理志望だと経理やって医療事務やってまた経理って出戻りじゃん、軸がないよね？
労務志望だと新しいこと始めて2年間くらい学んだら辞めてない？とかなり詰められます。
かと言って上記にあげたことをそのまま話すのも印象が悪いなとも思います。
バックオフィスに戻りたい、スキルアップ、現職を通して興味を持ったためと話してもめちゃくちゃ深掘りされるし、
ちょっと本音を出してライフワークバランスを整えたい〜と伝えると仕事やる気あるの？みたいな風に言われます。
本当のこと言っても真面目に回答してもここら辺の経歴を時間かけて詰められて終わりです。
何か資格取ってから未経験職種に飛び込めばまだ言い訳つくのでしょうが、時間がかかります。もう精神的に持ちそうにありません。
自分と同じような短期間の未経験が多い転職、前職への出戻り転職などで成功された方はいらっしゃいますか？また、どう整理して企業に伝えればいいでしょうか？
自分で考えてるうちにパニックになってきたのでみなさんの意見が聞きたいです。
この記事では、経理、医療事務と異なる職種を経験し、転職活動で悩んでいるあなたに向けて、これまでの経験を活かし、希望する事務職への転職を成功させるための具体的な方法を解説します。面接で「なぜ？」と問われる理由を分析し、効果的な自己PRの方法、そして、あなたのキャリアをポジティブに語るための戦略を提案します。過去の経験を強みに変え、自信を持って転職活動を進めていきましょう。
1. なぜ面接で「なぜ？」と聞かれるのか？ 転職における”3つの壁”を理解する
面接で過去の職務経歴について質問されるのは、採用担当者があなたの「キャリアの軸」や「仕事への価値観」を知りたいからです。特に、異業種への転職や、短期間での転職を繰り返している場合、以下の3つのポイントについて、企業は懸念を抱きがちです。
- 一貫性の欠如： 職務内容の変更や、短期間での転職は、キャリアビジョンが明確でない、または、すぐに辞めてしまうのではないかという印象を与えやすいです。
- スキルのミスマッチ： 異なる業界や職種への転職は、これまでの経験が活かせるのか、新しい職場で必要なスキルを習得できるのか、という疑問を生じさせます。
- ネガティブな理由： 退職理由が人間関係や労働条件など、ネガティブなものである場合、同じような問題が再発するのではないかと懸念されます。
これらの懸念を払拭するためには、それぞれの質問に対して、論理的かつポジティブな回答を用意する必要があります。具体的には、過去の経験から何を学び、どのように成長し、将来どのようなキャリアを築きたいのかを明確に伝えることが重要です。
2. 過去の経験を「強み」に変える！ 面接での効果的な自己PR戦略
面接で過去の経験について聞かれた際、単に事実を述べるだけでは、企業側の懸念を払拭することはできません。重要なのは、あなたの経験を「強み」として伝え、入社後の活躍を具体的にイメージさせることです。以下に、効果的な自己PRのための3つのステップを紹介します。
ステップ1：退職理由を「成長の機会」として語る
退職理由を伝える際は、ネガティブな感情を前面に出すのではなく、そこから何を学び、どのように成長したのかを重点的に語りましょう。例えば、
- 給与が低い、業務内容に不満があった場合： 「前職では、給与面で自身のスキルや貢献度に見合う評価を得ることができませんでした。しかし、その経験から、より高い専門性を身につけ、貢献できる環境を求めるようになりました。」
- 人間関係の問題があった場合： 「前職では、コミュニケーション不足から業務が円滑に進まない場面がありました。この経験から、チームワークの重要性を痛感し、積極的にコミュニケーションを取り、周囲と協力して業務を進めることを心がけるようになりました。」
- 労働条件に不満があった場合： 「前職では、残業が多く、ワークライフバランスを保つのが難しい状況でした。この経験から、自身の健康と、より効率的に業務を進めるためのスキルを向上させることの重要性を学びました。」
このように、退職理由を「成長の機会」として語ることで、自己分析力や問題解決能力をアピールできます。
ステップ2：経験と希望職種の「共通点」を見つける
異業種への転職や、異なる職種を経験している場合は、それぞれの経験が、希望する職種でどのように活かせるのかを具体的に説明しましょう。例えば、
- 経理から医療事務への転職： 「経理で培った正確性や、数字に対する意識は、医療事務における請求業務や、患者様の会計処理に活かせます。また、医療事務で培ったコミュニケーション能力は、患者様や医療スタッフとの円滑な関係構築に役立ちます。」
- 医療事務から経理・労務事務への転職： 「医療事務で培った、正確性や、患者対応で培ったコミュニケーション能力は、経理や労務事務においても、正確な事務処理や、従業員との円滑なコミュニケーションに活かせます。また、現職で社会保険や労災に関する業務に携わった経験は、労務事務へのスムーズな移行を可能にします。」
このように、過去の経験と希望職種の共通点を見つけることで、あなたの適性や、入社後の活躍を具体的にイメージさせることができます。
ステップ3：将来のキャリアビジョンを明確に語る
面接官は、あなたが将来どのようなキャリアを築きたいのかを知りたいと思っています。あなたのキャリアビジョンを明確に伝え、入社後の貢献意欲を示すことが重要です。例えば、
- 経理職を希望する場合： 「これまでの経理経験を活かし、会社の経営を数字の面から支えたいと考えています。将来的には、会計スキルをさらに高め、会社の成長に貢献できるような経理担当者を目指したいと考えています。」
- 労務事務職を希望する場合： 「現職で社会保険や労災に関する業務に携わった経験を活かし、従業員が安心して働ける環境を整備したいと考えています。将来的には、労務に関する専門知識を深め、会社の組織運営に貢献できるような労務担当者を目指したいと考えています。」
このように、具体的な目標と、それに向けて努力する姿勢を示すことで、あなたの熱意と、入社後の活躍への期待感を高めることができます。
3. ケーススタディ：あなたの経験を活かした自己PR例文
以下に、あなたの経験を踏まえた自己PRの例文を提示します。この例文を参考に、あなた自身の言葉で自己PRを作成してみましょう。
例文：
「私は、これまでの経理、医療事務の経験を通じて、多様な業務に携わり、様々なスキルを習得してまいりました。1社目の経理では、給与計算や仕訳業務など、経理の基礎を学びました。しかし、業務内容が限定的であり、自身の成長を実感することが難しかったため、より幅広い業務に挑戦したいと考え、医療事務に転職しました。
2社目の医療事務では、患者様対応や、レセプト業務など、医療事務の専門知識を習得しました。また、患者様とのコミュニケーションを通じて、相手の立場に立って物事を考えることの大切さを学びました。しかし、年間休日や給与面で、自身のライフプランとのギャップを感じるようになり、より働きがいのある環境を求めて、今回の転職を決意しました。
これまでの経験から、私は、正確性、責任感、コミュニケーション能力、問題解決能力を培ってまいりました。特に、医療事務で培ったコミュニケーション能力は、従業員との円滑なコミュニケーションを図る上で活かせると考えています。また、経理で培った数字に対する意識は、正確な事務処理に役立ちます。今後は、これまでの経験を活かし、貴社の経理、または労務事務として、会社の成長に貢献したいと考えています。具体的には、経理業務を通じて、会社の経営を数字の面から支えたいと考えています。また、労務事務を通じて、従業員が安心して働ける環境を整備したいと考えています。貴社に入社した際には、これまでの経験を活かし、一日も早く業務に貢献できるよう、精一杯努力いたします。」
この例文では、過去の経験を客観的に説明し、それぞれの経験から得た学びを具体的に示しています。また、希望する職種で活かせるスキルを明確にし、入社後の貢献意欲をアピールしています。あなたも、この例文を参考に、自身の経験を効果的に伝えられるように、自己PRを作成しましょう。
4. 面接対策：よくある質問と回答例
面接では、あなたの経験や、転職理由について、様々な質問がされます。以下に、よくある質問と、それに対する回答例を紹介します。これらの回答例を参考に、あなた自身の言葉で回答を準備しておきましょう。
- 質問1： なぜ1社目を辞めたのですか？
- 回答例： 「前職では、給与面で自身のスキルや貢献度に見合う評価を得ることができませんでした。しかし、その経験から、より高い専門性を身につけ、貢献できる環境を求めるようになりました。」
- 質問2： なぜ経理から医療事務に転職したのですか？
- 回答例： 「経理の仕事を通して、数字に対する正確性や、事務処理能力を培いました。しかし、より人と接する機会の多い仕事に挑戦したいと考え、医療事務に転職しました。」
- 質問3： なぜ医療事務を辞めたいのですか？
- 回答例： 「医療事務の仕事は好きですが、年間休日や給与面で、自身のライフプランとのギャップを感じるようになりました。より働きがいのある環境を求めて、今回の転職を決意しました。」
- 質問4： 経理と医療事務、どちらの経験が活かせますか？
- 回答例： 「経理で培った正確性や、数字に対する意識は、経理業務に活かせます。医療事務で培ったコミュニケーション能力は、従業員との円滑なコミュニケーションを図る上で活かせます。」
- 質問5： なぜまた経理/労務事務に戻りたいのですか？
- 回答例： 「これまでの経理/医療事務の経験を通じて、事務職としての適性を感じました。また、経理/労務事務の専門知識を深め、会社の成長に貢献したいと考えています。」
- 質問6： 短期間での転職が多いですが、すぐに辞めてしまうのではないですか？
- 回答例： 「これまでの転職は、自身のキャリアプランを見つめ直すためのものでした。今回の転職では、自身の経験を活かし、長く貢献できる企業を探しています。」
これらの回答例はあくまでも参考です。あなたの経験や、考え方を踏まえ、あなた自身の言葉で回答を準備することが重要です。面接前に、これらの質問に対する回答を練習し、スムーズに話せるようにしておきましょう。
5. 資格取得も検討しよう！ スキルアップで転職を有利に
面接対策と並行して、スキルアップも行いましょう。資格取得は、あなたの専門性を証明し、転職を有利に進めるための有効な手段です。経理や労務事務に関連する資格を取得することで、あなたのスキルを客観的に証明し、企業へのアピールを強化することができます。以下に、おすすめの資格を紹介します。
- 経理関連：
- 日商簿記検定：経理の基礎知識を証明する代表的な資格です。2級以上を取得することで、経理の実務能力をアピールできます。
- FASS検定：経理・財務・税務に関する知識を測る資格です。実務に直結する知識を習得できます。
- 労務関連：
- 社会保険労務士：労務管理の専門家であることを証明する国家資格です。
- 給与計算実務能力検定：給与計算に関する知識とスキルを証明する資格です。
資格取得は、あなたのキャリアアップにも繋がります。積極的に資格取得に挑戦し、スキルアップを図りましょう。
6. 転職活動を成功させるためのその他のポイント
面接対策やスキルアップと並行して、以下の点にも注意しましょう。
- 自己分析を徹底する： 自分の強みや弱み、キャリアビジョンを明確にしましょう。
- 企業研究をしっかり行う： 応募企業の事業内容や、求める人物像を理解しましょう。
- 求人情報を丁寧に確認する： 応募資格や、仕事内容をよく確認しましょう。
- エージェントを活用する： 転職エージェントは、あなたのキャリアプランに合った求人を紹介し、面接対策などのサポートをしてくれます。
- 積極的に行動する： 積極的に求人に応募し、面接に臨みましょう。
これらのポイントを意識し、転職活動を進めることで、成功の可能性を高めることができます。
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7. まとめ：あなたのキャリアを切り開くために
今回の記事では、経理、医療事務と異なる職種を経験し、転職活動で悩んでいるあなたに向けて、過去の経験を活かし、希望する事務職への転職を成功させるための具体的な方法を解説しました。面接で「なぜ？」と問われる理由を分析し、効果的な自己PRの方法、そして、あなたのキャリアをポジティブに語るための戦略を提案しました。
過去の経験は、決して無駄ではありません。それぞれの経験から得た学びを活かし、希望する職種で活躍できる可能性を秘めています。自己分析を徹底し、企業研究を重ね、面接対策をしっかりと行うことで、あなたのキャリアを切り開くことができます。自信を持って、転職活動を進めていきましょう。あなたの成功を心から応援しています。
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