60歳からの障害者年金申請は可能？手続きの流れと必要な情報を徹底解説
60歳からの障害者年金申請は可能？手続きの流れと必要な情報を徹底解説
今回の記事では、60歳を過ぎてから障害者年金の申請を検討されている方、またはそのご家族の方に向けて、具体的な手続きの流れと必要な情報について詳しく解説します。特に、長期間にわたり障害者年金の手続きをされてこなかった方が、今から申請を行う際に直面する可能性のある課題や、それらを乗り越えるための具体的な対策に焦点を当てています。
曖昧な内容になってしまうかもしれませんが、分からないので教えてください。私は姪の立場です。
現在、６１歳になる叔父のことで相談です。
叔父はおそらく２０歳になるくらいの年齢から、統合失調症を患っており、祖父母と同居しています。
最近になって母から聞かされて知ったのですが、これまで障害者年金をいっさい受給しておらず、障害者手帳も持っていません。現在は祖父母の年金で生活しています。
というのも、祖父母自体が他人の干渉をすごく嫌がり、今までそういった手続きが手付かずでした。
祖父母ももう高齢のため、今後叔父が一人になった時の事を考え、様々な手続きを済ませた方が良いと姪の立場ですが考えています。
前置きが長くなりましたが、知りたいのは、６０歳を過ぎてしまっているが、これから障害者年金をもらう事は可能なのか。可能な場合、まずどこから手を付ければいいか。
申請に必要な情報（どのような内容を祖父母から聞き取ればいいか）を教えて頂きたいです。
叔父のかかりつけ医には、今はコロナ禍で申請が増えているので、認定は難しいのではと言われています。
しかし、20代から統合失調症を患っていて、今まで手続きしていなかったということに正直驚いています。現在の状態もかなり悪く、人目見て顔色も青白い感じで精神疾患があるようにわかります。
てっきり障害者年金をもらっているものだと思っていたので、そんなに難しい手続きが必要なのでしょうか…お手数ではありますが、お知恵を貸していただけたら幸いです。
障害者年金受給への第一歩：60歳からの申請は可能か？
結論から申し上げますと、60歳を過ぎていても障害者年金の申請は可能です。年齢制限はありません。ただし、申請にはいくつかの条件を満たす必要があります。まず、障害の原因となった病気やケガについて、初診日が20歳前、または年金加入期間中にある必要があります。今回のケースでは、20歳頃から統合失調症を患っているとのことですので、この条件はクリアしている可能性が高いです。
次に、年金の保険料納付要件を満たす必要があります。これは、初診日の前日までの期間において、一定期間以上の保険料を納付しているか、または免除されていることが求められます。この点については、過去の状況を詳しく確認する必要があります。
障害者年金の種類と、叔父様の状況に合わせた選択
障害者年金には、主に「障害基礎年金」と「障害厚生年金」の2種類があります。叔父様の状況に合わせて、どちらの年金を申請できるか、または両方を申請できるかを検討する必要があります。
- 障害基礎年金: 国民年金に加入していた期間に初診日がある場合、または20歳前の傷病による場合は、障害基礎年金を申請できます。
- 障害厚生年金: 厚生年金に加入していた期間に初診日がある場合は、障害厚生年金を申請できます。
叔父様のこれまでの加入状況を確認し、どの年金を申請できるのか、または両方を申請できるのかを判断しましょう。
申請手続きの流れ：ステップバイステップガイド
障害者年金の申請手続きは、以下のステップで進められます。各ステップで必要な書類や注意点について、詳しく解説します。
- 情報収集と準備: まずは、叔父様のこれまでの病歴や治療歴、年金の加入状況などを詳しく把握することから始めましょう。祖父母の方から、当時の状況について詳しく聞き取り、記録しておくことが重要です。
- 初診日の特定: 障害年金の申請において、初診日の特定は非常に重要です。初診日を証明するために、当時の医療機関の受診記録や、診断書が必要となります。もし、当時の記録が見つからない場合は、当時の状況を詳しく説明できる第三者（家族や友人など）の証言も有効な場合があります。
- 診断書の取得: 障害年金の申請には、医師による診断書が必須です。現在の主治医に、障害の状態を詳しく記載した診断書を作成してもらいましょう。診断書の内容は、障害の程度を判断する上で非常に重要な要素となりますので、医師とよく相談し、正確な情報を伝えるようにしましょう。
- 申請書類の準備と提出: 障害年金の申請に必要な書類は、年金事務所や市区町村の窓口で入手できます。申請書類には、診断書、年金手帳、戸籍謄本、住民票など、様々な書類が必要となります。これらの書類を揃え、年金事務所または市区町村の窓口に提出します。
- 審査と結果通知: 提出された申請書類は、日本年金機構によって審査されます。審査には数ヶ月かかる場合があります。審査の結果は、書面で通知されます。
必要な情報と、祖父母からの聞き取りのポイント
障害者年金の申請には、様々な情報が必要となります。特に、祖父母の方から聞き取るべき情報は、以下の通りです。
- 叔父様の病歴: いつ頃からどのような症状が現れ始めたのか、どのような治療を受けてきたのか、詳しく聞き取りましょう。
- 初診日の特定: 初めて医療機関を受診した日を特定するために、当時の受診記録や、状況について詳しく聞き取りましょう。
- 年金の加入状況: 叔父様がこれまで年金に加入していたかどうか、加入していた場合は、どの種類の年金に加入していたのかを確認しましょう。
- 生活状況: 現在の生活状況や、日常生活での困りごとについて、具体的に聞き取りましょう。
祖父母の方々は、過去の出来事について詳細を覚えていない場合もあります。その場合は、当時の日記や手帳、医療機関の記録などを探すことで、より正確な情報を得られる可能性があります。
申請が難しいと感じたら：専門家への相談を検討しましょう
障害者年金の申請は、複雑で専門的な知識が必要となる場合があります。ご自身での手続きが難しいと感じた場合は、社会保険労務士などの専門家に相談することをおすすめします。専門家は、申請手続きのサポートや、適切なアドバイスを提供してくれます。
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申請を成功させるためのポイント
障害者年金の申請を成功させるためには、以下の点に注意しましょう。
- 正確な情報収集: 叔父様の病歴や治療歴、年金の加入状況など、正確な情報を収集することが重要です。
- 適切な書類の準備: 申請に必要な書類を全て揃え、不備がないように確認しましょう。
- 医師との連携: 主治医とよく相談し、正確な診断書を作成してもらいましょう。
- 専門家への相談: 申請手続きが難しいと感じたら、専門家に相談しましょう。
よくある質問とその回答
障害者年金の申請に関する、よくある質問とその回答をまとめました。
- Q: 60歳を過ぎてからでも、障害者年金はもらえますか？
A: はい、60歳を過ぎていても、障害者年金の申請は可能です。年齢制限はありません。 - Q: 障害者手帳を持っていなくても、障害者年金は申請できますか？
A: はい、障害者手帳を持っていなくても、障害者年金の申請は可能です。ただし、障害の程度を証明するために、医師の診断書が必要となります。 - Q: 申請に必要な書類は何ですか？
A: 申請に必要な書類は、年金手帳、戸籍謄本、住民票、医師の診断書などです。詳細については、年金事務所または市区町村の窓口にお問い合わせください。 - Q: 申請してから、どのくらいで結果が出ますか？
A: 申請から結果が出るまで、数ヶ月かかる場合があります。
まとめ：諦めずに、まずは一歩踏み出しましょう
60歳を過ぎてからの障害者年金申請は、確かに複雑で手間のかかる手続きです。しかし、諦めずに、まずは一歩踏み出すことが重要です。必要な情報を収集し、適切な書類を準備し、専門家のアドバイスを受けながら、申請を進めていきましょう。叔父様のこれからの生活を支えるために、できることから始めていきましょう。
今回の記事が、少しでもお役に立てれば幸いです。ご不明な点があれば、お気軽にご質問ください。
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