地方公務員からの転職、本当にあり？ あなたのキャリアを再考するチェックリスト
地方公務員からの転職、本当にあり？ あなたのキャリアを再考するチェックリスト
この記事では、地方公務員として3年間勤務し、現在体調不良で休職中という22歳女性の方からのご相談を基に、転職を検討する際の具体的なステップと、キャリア選択における重要なポイントを解説します。あなたのキャリアをより良いものにするために、一緒に考えていきましょう。
地方公務員から転職するべきか
長文失礼します。初めて知恵袋に書くので見づらかったらすみません。
私は22歳女、(大学行ってたら4年生です)独学で地方公務員に合格し現在3年目で、1カ所目の職場で窓口業務を行っています。職場の中ではベテラン上位になります。たった3年なのに…。
現在、体調不良で休職中ですが、ふと「転職」を考えるようになってしまいました。ただ、自分の周りはまだ大学生でバイトしかしてなくて、民間企業に勤めてる人の話を聞けないので、客観的にご意見をいただけたらと思います。
転職したい気持ちに至ったのは、以下の理由です。
1 風通しの悪い職場
仲の良いグループでかたまって、コソコソほかの職員や客の陰口をずっと言ってたり、駄弁ってばかりで書類を見てくれなかったりします。少し暇になると、なんと受付職員が裏方に行って駄弁ってます。半分は仕事の話かもしれませんが大笑いしてたので多分半分くらいは私語です。そして窓口に人が混雑するという……。ちなみにこれを上司に一度言ったことがありますが、「ふ〜ん」くらいで流されました。休職直前でも改善されませんでした。
2 職員より立場が上という会計年度任用職員
私の職場だけかもしれませんが、職員よりも会計年度任用職員のほうが多いです。だからなのか、この職場での経験が長い22歳職員よりも、年上だから、という理由で経験が浅い会計年度任用職員のほうが態度が大きいですし、ほかの対応で返事もできずにいると「無視された」と陰口を言われます。また対等として関わっていると「私は年上なんだから、何様のつもり？」と言われました。
私は年上だから年下だからではなく、仕事内容は違えど会計年度任用職員と係員職員は対等に関わっていたつもりでしたが(もちろんタメ口は使ってませんが)、1年半前に「会計年度さんは年上だから」と上司から注意を受けて以来、私より年上全員(ほぼ全員ですね)に気を遣いまくる日々が始まりました。
3 マイナンバー業務
カードの管理や報告書作成、データ入力、受付の流れの変更案作成や、誰かがミスしたときのミスの説明や謝罪も、担当である私がほとんど行っています。内容によっては上司に相談しますが対応してもらえません。
ミスは毎日3回くらいあるし、毎週1回くらい謝罪の電話や手紙などの作業があります。ミスした会計年度任用職員や他の職員は私に「すみません」って言うだけです。
マイナンバー担当者は私以外にもサブとして居るのですが、受付と裏方のシフトの関係上、相談する時間もありませんし、新しい人に教える時間もありません。また残業になりそうな時にサブ担当に声をかけますが断られます。
「新しい人に教える」ために「教える時間を確保する」ために「教えるための資料を作る」ために「自分のパソコンに向かっている」と、あの人全然こっち(受付や裏方)の仕事をしてくれない！と文句を言われます。業務上、緊急で呼ばれて対応することが多いのに「いつも受付や裏方にいないよね」と嫌味たらしく言われたこともあります。1日1時間ほど、事務時間がありますが受付応援も兼ねているので書類作成などほとんどできません。
そのため残業で担当業務をするしかなく、ここ1年間ほとんど残業していました。
朝9時前始業、定時は17時半ですが職場を出るのはいつも20時とかでした。
そして3ヶ月前、残業とマイナンバーと気遣いから来たのか体調不良を感じ、今に至ります。
4 給与について
今の私の手取りは12万円です。
私のところでは残業は45時間までと決められているのでMAXした月は手取り18万でした。さすがに、固定残業とか、サービス残業ではありません。
ボーナスは夏と冬に2ヶ月分くらい支給されます。
もちろん、「民間は厳しい」と思いますし「隣の芝生は青く見える」という言葉もあるように、今、辛くて民間の方がいいかも、と思ってるだけかもしれません。私の職場が悪いだけかもしれません。ただ、頑張って受かった公務員は土日祝休みだし倒産もないしクビもないからまだ続けたほうがいいよなぁ…ただこれだけ仕事してこの給料か…とか、色々悩んでしまいます。
ちなみに転職するなら日商簿記2級を持ってますのでそれで探すかな〜と思いますし、休職中に勉強するのもいいなあと思ってます(今は何となく中学から苦手だった英語が分かるようになりたくて勉強中です、恥ずかしながら…)。ただ、まだ転職する未来像がはっきり見えないので、転職するとなってもまだ先になるとは思います。
私の職場はこのような感じです。
長くなって申し訳ないですが、読んでいただきありがとうございました。ご意見、ご感想あればお願いします。
はじめに：転職を考えることは決して悪いことではありません
ご相談ありがとうございます。地方公務員として3年間勤務された22歳女性の方ですね。体調不良で休職中に「転職」を考えるようになったとのこと、大変な状況の中、将来について真剣に考えていることが伝わってきます。まず、転職を考えること自体は決して悪いことではありません。むしろ、現状から抜け出し、より良いキャリアを築こうとする前向きな姿勢は素晴らしいです。
今回の記事では、あなたの置かれている状況を詳細に分析し、転職を検討する上で役立つ情報を提供します。具体的には、以下の3つのステップで進めていきます。
- ステップ1：現状の課題を明確にする
- ステップ2：転職市場の理解を深める
- ステップ3：具体的なアクションプランを立てる
この記事を読み終える頃には、あなたが抱える悩みが整理され、今後のキャリアについて具体的な一歩を踏み出せるようになっているはずです。それでは、一緒にあなたのキャリアプランを考えていきましょう。
ステップ1：現状の課題を明確にする
まずは、あなたが現在抱えている課題を具体的に整理し、転職を考えるに至った根本的な原因を探っていきましょう。ご相談内容から、以下の4つの大きな課題が浮かび上がってきました。
- 風通しの悪い職場環境：陰口や私語が多く、上司に相談しても改善されない状況。
- 人間関係の悩み：会計年度任用職員との関係性、年上からの態度、上司からの注意など、人間関係によるストレス。
- 業務過多：マイナンバー業務の負担、残業の常態化、体調不良の原因。
- 給与への不満：仕事内容に見合わないと感じる給与への不満。
これらの課題は、それぞれが複雑に絡み合い、あなたの心身に大きな負担を与えていると考えられます。まずは、これらの課題を一つずつ掘り下げていきましょう。
1. 職場環境の問題点
職場の風通しの悪さは、多くの人が抱える悩みです。陰口や私語が多い環境では、コミュニケーションが阻害され、情報共有がスムーズに行われません。その結果、業務効率が低下し、ミスが発生しやすくなります。また、上司が問題に無関心であることも、事態を悪化させる要因です。
具体的な対策：
- 記録をつける：いつ、誰が、どのような言動をしたのかを記録しておきましょう。後で上司や人事部に相談する際に、客観的な証拠となります。
- 相談窓口の活用：上司に相談しても改善が見られない場合は、人事部や相談窓口に相談してみましょう。第三者の介入によって、状況が改善される可能性があります。
- 転職を視野に入れる：どうしても改善が見られない場合は、転職も視野に入れるべきです。心身の健康を害してまで、今の職場で働き続ける必要はありません。
2. 人間関係の悩み
人間関係の悩みは、仕事のモチベーションを大きく左右します。特に、年上の方からの態度や、上司からの注意は、精神的な負担が大きいものです。また、会計年度任用職員との関係性も、複雑な問題を引き起こす可能性があります。
具体的な対策：
- 相手の立場を理解する：相手の立場や背景を理解しようと努めることで、感情的な対立を避けることができます。
- 適切な距離感を保つ：必要以上に親しくせず、適切な距離感を保つことも重要です。
- ハラスメント対策：もしハラスメントに該当する言動があった場合は、証拠を記録し、しかるべき機関に相談しましょう。
3. 業務過多の問題
マイナンバー業務の負担、残業の常態化は、体調不良の原因となります。特に、一人で多くの業務を抱え込んでいる状況では、心身ともに疲弊しやすくなります。
具体的な対策：
- 業務の可視化：自分の業務内容をリストアップし、優先順位をつけましょう。
- 上司との交渉：業務量が多い場合は、上司に相談し、業務分担や人員増強を交渉しましょう。
- 残業時間の管理：残業時間を記録し、必要に応じて上司に報告しましょう。
- 休息の確保：十分な睡眠と休息をとり、心身の健康を保ちましょう。
4. 給与への不満
給与への不満は、モチベーションの低下につながります。特に、仕事内容に見合わないと感じる場合は、不満が募りやすくなります。
具体的な対策：
- 給与水準の調査：自分のスキルや経験に見合った給与水準を調査しましょう。
- 昇給交渉：上司に昇給を交渉してみましょう。
- 転職を検討する：どうしても給与に不満がある場合は、転職も視野に入れましょう。
ステップ2：転職市場の理解を深める
現状の課題を整理した上で、次に、転職市場について理解を深めましょう。あなたのスキルや経験を活かせる職種や、働き方について考えていきます。
1. あなたの強みを分析する
まず、あなたの強みを客観的に分析しましょう。これまでの経験から得られたスキルや、得意なこと、興味のあることを洗い出します。ご相談者様の場合、窓口業務で培ったコミュニケーション能力や、日商簿記2級を取得していることから、事務系の職種が適している可能性があります。
自己分析のヒント：
- これまでの仕事で、どんな時にやりがいを感じましたか？
- 周りの人から、どんなことを褒められますか？
- どんなスキルを持っていますか？（例：コミュニケーション能力、PCスキル、語学力など）
- どんな資格を持っていますか？
- どんなことに興味がありますか？
2. 転職先の候補を考える
自己分析の結果を基に、転職先の候補を考えましょう。あなたのスキルや経験を活かせる職種や、興味のある分野をリストアップします。例えば、
- 一般事務：事務経験を活かし、様々な企業の事務職に挑戦できます。
- 経理事務：簿記2級の資格を活かし、経理事務に挑戦できます。
- 金融事務：金融機関の事務職に挑戦できます。
- 営業事務：営業担当者をサポートする事務職に挑戦できます。
これらの職種は、あなたのこれまでの経験や資格を活かせる可能性があり、給与アップや、より働きやすい環境への転職も期待できます。
3. 転職市場の動向を調べる
転職先の候補が決まったら、転職市場の動向を調べましょう。求人情報を確認し、どのようなスキルや経験が求められているのか、給与水準はどの程度なのかを把握します。また、企業の評判や、職場の雰囲気なども調べておくと、入社後のミスマッチを防ぐことができます。
情報収集のヒント：
- 求人サイト：Indeed、求人ボックス、Green、type、doda、リクナビNEXTなど、様々な求人サイトで求人情報を検索しましょう。
- 転職エージェント：転職エージェントに登録し、キャリアコンサルタントに相談しましょう。あなたのスキルや経験に合った求人を紹介してくれます。
- 企業のウェブサイト：興味のある企業のウェブサイトをチェックし、採用情報を確認しましょう。
- 企業の口コミサイト：OpenWork、Vorkersなどの口コミサイトで、企業の評判や職場の雰囲気を調べましょう。
ステップ3：具体的なアクションプランを立てる
現状の課題を明確にし、転職市場について理解を深めたら、具体的なアクションプランを立てましょう。ここでは、転職活動の準備から、応募、面接、内定承諾までのステップを解説します。
1. 転職活動の準備
転職活動を始める前に、準備を整えましょう。
- 自己分析：あなたの強みや、キャリアプランを明確にしましょう。
- 職務経歴書の作成：これまでの職務経験や、スキルを具体的に記述しましょう。
- 履歴書の作成：あなたの情報を正確に記載しましょう。
- ポートフォリオの作成：クリエイティブ系の職種に応募する場合は、ポートフォリオを作成しましょう。
- 情報収集：転職市場の動向や、企業の情報を収集しましょう。
- 面接対策：面接でよく聞かれる質問への回答を準備し、模擬面接を行いましょう。
2. 求人への応募
準備が整ったら、求人に応募しましょう。
- 求人情報の確認：応募資格や、仕事内容をよく確認しましょう。
- 応募書類の提出：履歴書、職務経歴書、その他必要書類を提出しましょう。
- 応募書類の添削：転職エージェントや、キャリアコンサルタントに、応募書類を添削してもらいましょう。
3. 面接対策
面接に臨む前に、しっかりと対策を行いましょう。
- 企業の情報を収集：企業のウェブサイトや、口コミサイトで、企業の情報を収集しましょう。
- 面接でよく聞かれる質問への回答を準備：自己PR、志望動機、退職理由など、よく聞かれる質問への回答を準備しましょう。
- 模擬面接：転職エージェントや、キャリアコンサルタントに、模擬面接をお願いしましょう。
- 面接時のマナー：身だしなみ、言葉遣い、態度など、面接時のマナーを意識しましょう。
4. 内定承諾
内定を得たら、内定承諾の手続きを行いましょう。
- 労働条件の確認：給与、勤務時間、休日など、労働条件をよく確認しましょう。
- 入社準備：入社前に必要な手続きや、準備を行いましょう。
- 現職への退職手続き：現職の上司に退職の意思を伝え、退職手続きを行いましょう。
これらのステップを踏むことで、スムーズな転職活動を進めることができます。
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転職以外の選択肢も検討する
転職は一つの選択肢ですが、必ずしも唯一の解決策ではありません。現状の課題を解決するために、転職以外の選択肢も検討してみましょう。
- 異動：今の職場で、部署異動を希望してみましょう。
- 副業：副業をすることで、収入を増やしたり、新しいスキルを習得したりすることができます。
- スキルアップ：資格取得や、スキルアップのための勉強をすることで、自己成長を促すことができます。
- 休職：体調不良の場合は、休職して心身を休ませることも重要です。
- 退職代行：退職をスムーズに進めたい場合は、退職代行サービスを利用することも検討しましょう。
これらの選択肢を検討することで、あなたのキャリアプランをより柔軟に考えることができます。
まとめ：あなたのキャリアは、あなたのもの
今回の記事では、地方公務員からの転職を検討している22歳女性の方に向けて、転職を成功させるための具体的なステップと、キャリア選択における重要なポイントを解説しました。現状の課題を明確にし、自己分析を行い、転職市場を理解することで、あなたのキャリアをより良いものにすることができます。
しかし、最も重要なのは、あなたが自分のキャリアについて真剣に考え、主体的に行動することです。あなたのキャリアは、あなたのものです。周りの意見に左右されることなく、あなたの価値観や、目標に合ったキャリアプランを立て、実現に向けて一歩ずつ進んでいきましょう。
この記事が、あなたのキャリアを考える上での一助となれば幸いです。応援しています！
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