2ヶ月で退職したい…自動車業界事務職からアパレル業界への転職は可能？27歳女性のキャリア迷子からの脱出
2ヶ月で退職したい…自動車業界事務職からアパレル業界への転職は可能？27歳女性のキャリア迷子からの脱出
この記事では、2ヶ月で転職を検討している27歳女性が抱える悩みに対し、キャリアコンサルタントとして、具体的なアドバイスと、今後のキャリアパスを切り開くためのヒントを提供します。
転職して2ヶ月が経ちました。
退職したいと考えてます。
前職は、自動車販売の営業でした。休みの日も関係なく職場や、顧客から電話が来て、プライベートとの両立が出来なかったので、比較的両立できそうな自動業界の事務職へ転職しました。
退職したい理由は
①研修制度が全くない。教育担当なし。
引き継ぎは1週間のみで、前任者は産休に入ってしまいました。店舗で私の業務内容を理解している人はいません。そのため、外注先や本社、近隣店舗へ電話で質問・確認を行っています。さすがに、残業している時に相談は出来ないので、探りながら作業をすることもあります。
それなのにも関わらず、常に完璧を求められ、サポートしてくれる人もいません。答えを知っている人もいないので、この処理であっていたのか分からないまま作業が終わります。次回も、同じミスをしないための工夫もできません。
②上司の考え方が理解できない。
現状が上記の通りなので、ミスが毎日あります。
その度に、「分からないと思ったらその都度聞いて。」「ん？おかしいぞ？と感じたら、すぐに相談！」と上司に言われます。1週間の知識しかないため、前任者の手順書を頼りに作業を行ったら、ミスをしました。その時には、「前任者の人のやり方をマスターしようとするのは難しいと思うよ。自分のオリジナルでやらないと！」といわれました。
分からないことが分からない私には、ん？と違和感があることは無いし、基本が分からないのだから前任者の手順書をマスターしようとするのは当たり前なのでは？と思ってしまった。最近は、何も言われず、提出した書類に赤いバツ印がつくだけで、指摘も教えてくれることもなくなりました。
③同じ事務職の同僚との仕事量の差
同じ事務なのに、定時で帰ります。2年目ということもあり仕事の容量が良くて帰るのは納得できますが、来客・電話対応は8割私がしています。その上、友達がこの日に休みだから休みを代わって欲しいと2日前に言ってきます。私はその子しか頼れないので、関係を壊したくないため、了承しています。1度や2度ではなく2ヶ月に5回交代してあげてます。
④休日にLINEでミス報告
営業の時とは変わらず、休日に連絡がきます。しかも、個人のスマホです。営業の時は会社のスマホでしたが、個人のスマホとなると必ず目に入り、プライベート切り替えもクソもないです。
⑤同業種からの転職の為、プレッシャーがある
基本的な所は一緒ですが、細かなところはメーカーや会社によって異なり、前職を活かせているのは3割ほどしかないです。そんな中、整備士へ質問をすると、そんなのも知らないの？前職場では、何をしていたの？と遠回しに聞かれます。そのため、質問しにくい環境です。
まだ、2ヶ月しか経っていませんが、限界をかんじています。
朝起きて、退社するまでずっと頭がぼーっとします。
油断していると涙がこぼれてきます。
相談出来る相手もいないため、常に心がモヤモヤします。
私が社会不適合者なのかと自己嫌悪になります。
ペットと過ごす時間が癒しでしたが、それも最近では残業の為十分に時間が取れません。
休日も心が休まりません。
現在の会社で３社目となります。
27歳、既婚者(子なし)で３社経験は転職しにくいですよね。
我慢するべきなのでしょうか？
次の職種は異業種に行こうと考えています。
1社目がアパレル関係で、服飾の専門学校を出ており資格を持っているため、資格を活かせる職につこうと思っています。
メンタルがやられているため、優しいアドバイスをお願いします。
はじめに：現状の整理と、抱えている問題点
ご相談ありがとうございます。2ヶ月という短い期間で退職を考えているとのこと、大変お辛い状況ですね。まず、あなたの置かれている状況を整理し、問題点を具体的に見ていきましょう。
1. 研修制度の欠如と、周囲からのサポート不足
引き継ぎ期間が短く、業務内容を理解している人がいない状況は、非常に大きなストレスになります。わからないことを質問できる相手がいない、マニュアルも整備されていないとなると、自己流で手探りしながら業務を進めるしかありません。完璧を求められるプレッシャーも、精神的な負担を増大させているでしょう。
2. 上司とのコミュニケーション不和
上司の指示と、あなたの認識のズレも問題です。「分からないことは聞いて」と言いながら、具体的な指導がない、または、前任者のやり方を否定するような言動は、あなたの混乱を招き、業務への不安を増幅させます。フィードバックがないことも、成長を阻害し、モチベーションを低下させる要因となります。
3. 同僚との不公平感と、休日の連絡
同僚との仕事量の差や、休日のLINEでの連絡も、心身の負担を増やしています。特に、プライベートと仕事の区別がつかない状況は、心身の休養を妨げ、ストレスを蓄積させます。
4. 転職へのプレッシャー
同業種への転職でありながら、前職の経験を活かせないことへのプレッシャー、周囲からの心ない言葉も、あなたの精神的な負担を増加させています。
これらの問題が複合的に作用し、心身ともに疲弊し、退職を考えるほど追い詰められている状況だと考えられます。
ステップ1：現状の会社でできること
退職を考える前に、まずは現状の会社でできることを検討してみましょう。状況を改善できる可能性があるかもしれません。
1. 上司とのコミュニケーションを試みる
上司とのコミュニケーション不足が問題の一因となっているため、まずは積極的にコミュニケーションを図りましょう。具体的には、以下のようなことを試してみてください。
- 定期的な1on1ミーティングの実施を提案する：週に一度など、定期的に上司と面談する機会を設け、業務の進捗状況や、困っていること、疑問に思っていることを共有する場を設けてもらいましょう。
- 具体的なフィードバックを求める：書類の添削だけでなく、なぜミスが起きたのか、どうすれば改善できるのか、具体的なアドバイスを求めましょう。
- 自分の考えを伝える：上司の指示で理解できない点があれば、遠慮なく質問し、自分の考えを伝えましょう。
2. 周囲の協力を仰ぐ
一人で抱え込まず、周囲の協力を仰ぎましょう。具体的には、以下のようなことを試してみてください。
- 同僚に相談する：同じ事務職の同僚に、業務内容や、困っていることを相談してみましょう。
- 他部署の担当者に相談する：外注先や、本社、近隣店舗の担当者に、業務内容について質問し、アドバイスを求めましょう。
- 社内の相談窓口を利用する：もし社内に相談窓口があれば、積極的に利用しましょう。
3. 業務の効率化を図る
業務効率化を図ることで、残業を減らし、プライベートの時間を確保できる可能性があります。具体的には、以下のようなことを試してみてください。
- 業務フローを見直す：業務の手順を整理し、無駄な作業がないか確認しましょう。
- マニュアルを作成する：自分の業務内容をまとめたマニュアルを作成することで、業務の効率化を図りましょう。
- ツールを活用する：業務効率化ツールや、ITツールを活用し、業務の効率化を図りましょう。
4. 労働時間・休憩時間の確保
残業が多い場合は、上司に相談し、業務量の調整や、人員の増強を検討してもらいましょう。また、休憩時間をきちんと確保し、心身を休ませることも重要です。
ステップ2：転職を視野に入れる場合の準備
現状の会社での改善が見込めない場合、転職を視野に入れることも選択肢の一つです。転職を成功させるためには、事前の準備が重要です。
1. 自己分析を行う
まず、自己分析を行い、自分の強みや、弱み、興味のあること、キャリアビジョンを明確にしましょう。自己分析を通して、自分に合った職種や、働き方を見つけることができます。
- 過去の経験を振り返る：これまでの職務経験を振り返り、どのような業務が得意だったのか、どのような経験を通して成長できたのかを分析しましょう。
- 自分の価値観を明確にする：仕事をする上で、何を大切にしたいのか、自分の価値観を明確にしましょう。
- 興味のあることを探す：どのような仕事に興味があるのか、どのような働き方をしたいのかを考えましょう。
2. 業界・企業研究を行う
興味のある業界や、企業について、情報収集を行いましょう。企業の事業内容、社風、労働条件などを調べ、自分に合った企業を見つけましょう。
- 企業のウェブサイトをチェックする：企業のウェブサイトで、事業内容や、企業理念、採用情報を確認しましょう。
- 企業の口コミサイトを参考にする：企業の口コミサイトで、社員の評判や、労働条件を確認しましょう。
- 業界の動向を把握する：業界の動向を把握し、将来性のある業界を選びましょう。
3. 転職エージェントを活用する
転職エージェントは、あなたのキャリアプランに合った求人を紹介し、応募書類の添削や、面接対策など、転職活動を全面的にサポートしてくれます。積極的に活用しましょう。
4. 資格取得や、スキルアップを目指す
アパレル業界への転職を希望している場合、服飾系の資格や、販売スキル、接客スキルなどを磨くことで、転職を有利に進めることができます。
ステップ3：アパレル業界への転職に向けて
あなたが希望しているアパレル業界への転職について、具体的なアドバイスをします。
1. 過去の経験を活かす
前職での営業経験は、顧客とのコミュニケーション能力や、問題解決能力など、アパレル業界でも活かせるスキルです。自己PRや、面接で、積極的にアピールしましょう。
2. 資格を活かす
服飾系の資格を持っていることは、アパレル業界への転職において、大きな強みとなります。資格を活かせる職種や、企業を探しましょう。
3. 職種を検討する
アパレル業界には、様々な職種があります。自分のスキルや、経験、興味に合わせて、職種を選びましょう。
- 販売員：お客様への接客、商品の販売を行います。
- 店長：店舗の運営、スタッフの管理を行います。
- バイヤー：商品の仕入れを行います。
- MD（マーチャンダイザー）：商品の企画、販売戦略を立案します。
- デザイナー：商品のデザインを行います。
4. 企業の選択肢を広げる
アパレル業界には、様々な企業があります。大手企業だけでなく、中小企業や、セレクトショップなど、様々な企業を検討しましょう。
5. ポートフォリオを作成する
デザイナーや、MDなど、専門的なスキルを必要とする職種に応募する場合は、ポートフォリオを作成し、自分のスキルをアピールしましょう。
ステップ4：転職活動中のメンタルヘルスケア
転職活動は、精神的な負担が大きいものです。メンタルヘルスケアを行いながら、転職活動を進めましょう。
1. 休息を取る
十分な睡眠を取り、心身を休ませましょう。疲れていると感じたら、無理せず休息を取りましょう。
2. ストレスを発散する
趣味や、運動など、自分なりのストレス発散方法を見つけましょう。気分転換になるような活動を取り入れましょう。
3. 誰かに相談する
家族や友人、転職エージェントなど、誰かに相談し、悩みを共有しましょう。一人で抱え込まず、誰かに話を聞いてもらうだけでも、心が軽くなることがあります。
4. 専門家のサポートを受ける
もし、メンタルヘルスの不調が続くようであれば、専門家（精神科医や、カウンセラー）のサポートを受けましょう。
5. ポジティブな思考を心がける
ネガティブな思考に陥りがちな時は、意識的にポジティブな言葉を使ったり、自分の良い点に目を向けたりするようにしましょう。
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まとめ：未来への一歩を踏み出すために
2ヶ月で退職を考えているとのこと、大変な状況ですが、あなたのキャリアは、まだ始まったばかりです。今回の経験を活かし、自分に合ったキャリアを築いていくことができます。
まずは、現状の会社でできることを試し、状況の改善を目指しましょう。もし、改善が見込めない場合は、転職を視野に入れ、自己分析や、企業研究、スキルアップなど、準備を整えましょう。アパレル業界への転職を希望しているのであれば、過去の経験や、資格を活かし、自分に合った職種や、企業を探しましょう。転職活動中は、メンタルヘルスケアを行い、心身ともに健康な状態で、未来への一歩を踏み出してください。
あなたのキャリアが、より良いものになることを心から応援しています。
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